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200文字小説

おかしなファンタジー(200文字)

作者: うわの空

「…あ、あんた、何者なんだ?」

「勇者」

 サラリーマン風の中年男性は、へらへら笑いながらそう言った。

「あ、あんたのどこが、勇者なんだよ…」

「ここらへん」

 男が指さしたのは、自分が握っている包丁。刀のつもりか。

「…俺はモンスターってこと?」

「ああ」

「だから殺すと…」

「ああ」

「み、見逃してくれよ…」

「嫌」

 何を言っても通じそうにない。俺は諦めて目を閉じ、


 持っていたバズーカを構えた。


「じゃ、俺は魔王ってことで」

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― 新着の感想 ―
[一言] ゴタク抜きに良いですね。 文章、アイデア共に4P入れとおきます。 良い作品です。 ありがとう。
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