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臨時休業のBar風花 ~桜バニー美和さんのドキドキ大作戦!~

こんにちは、天照です。


いつもBar風花を読んでくださる皆様、ありがとうございます!


このお話は、Bar風花のバーテンダー・美和さんと、常連の彼氏・天ちゃんの甘々ラブコメ短編です。


普段はピシッとクールにカクテルを振る美和さんが、

天ちゃんの無茶ぶりで「桜バニーガール」に変身!?


恥ずかしがりながらも、ふたりだけの貸切バーで繰り広げられるドタバタ&イチャイチャを、ほんわかテンポよくお届けします。


マイ・タイを一本のストローで一緒に飲むシーンは、実際に書いてて自分でもニヤニヤが止まりませんでした(笑)


全年齢向けの甘々ラブコメなので、気軽に読んでいただけると嬉しいです♡


天ちゃん目線で「美和さん可愛すぎ問題」が爆発する夜を、どうぞお楽しみください!


では、臨時休業のBar風花へようこそ~!

 静まり返ったBar風花。


 いつもならジャズが流れて大人のムード満点のカウンターが、今夜はなんだか特別にドキドキする空間になっていた。


 臨時休業の札がかかった扉を、そーっと開ける。


 「……入っちゃったよぉ……本当にこれでいいの、天ちゃん……?」


 現れた美和さんは、まるで別人。


 白地に淡い桜の花びらが優しく散ったバニーガール衣装。


 ふわふわの白い耳と尻尾、ピンクのリボンタイが揺れて、頭の大きな桜リボンが可愛さを倍増させている。


 普段のきっちり白シャツ+ベスト+蝶ネクタイのバーテンダー姿とは正反対の、照れ照れ仕様だ。


 カウンター席の天ちゃんは、目をキラキラさせて拍手。


 「美和さん! 完璧! 桜バニー最高すぎる! 可愛さ爆発してるよ!」


 「もぉーっ! 爆発とか言わないで!こんな格好、天ちゃんの『お願いだから一度だけ!』攻撃に負けた私がバカだった…!」


 美和さんは両手で顔を隠そうとして、でも耳がぴょこぴょこ動いて余計に目立つ。


 尻尾がぴょんぴょん跳ねて、まるで本物のウサギみたい。


 「えへへ、尻尾も喜んでるじゃん。美和さんの照れ顔、今日一番の萌えポイントだよ」


 「萌えポイントって…! 天ちゃんのボケが酷すぎるよぉ!」


 美和さんはプクッと頰を膨らませてツッコミを入れるけど、すぐに恥ずかしくなってカウンターに突っ伏す。


 バニーの耳がぺたんと倒れて、なんだか余計に可愛い。



 

 「……じゃあ、お客様。何をご注文いたしますか…?(小声)」


天ちゃんはにこにこしながら、


 「美和さんのスペシャルカクテル!今日の気分にぴったりなやつでお願い!」


 「わ、わかった……すぐ作るね……」


 美和さんは棚に手を伸ばす。


 背伸びした瞬間、尻尾が天ちゃんのグラスに当たってカタン!


 グラスが傾きそうになって、慌ててキャッチ。


 「わわっ! 危ない!」


 「美和さん、大丈夫? 尻尾が俺のこと好きすぎて絡んできたのかな?」


 「絡んでない! これは事故! 尻尾のせいじゃないよぉー!」


 美和さんは真っ赤になってツッコミ連発。


 でも天ちゃんは優しく笑って、


 「可愛い事故だね。美和さんのドジっ子モードもレアで最高♪」


 「ドジっ子じゃないもん……! 普段はピシッとしてるんだから!」


 シェイカーを握る手が少し震えながらも、ホワイト・ラム、ホワイト・キュラソー、パイナップル・ジュース、オレンジ・ジュース、レモン・ジュースを入れてしっかりシェイク。


 大きめのブランデーグラスにクラッシュアイスをたっぷり入れてカクテルを注ぎ、ダークラムをフロート。


 最後にライムとミント、食用桜の花びらを浮かべてストローを2本挿して完成!


 「……できたよ。名前は…『桜マイ・タイ』……桜バニーで作ったから……えへへ、どう?」


 天ちゃんは一口飲んで、目を輝かせる。


 「美味しい! 甘酸っぱくて、優しい味。美和さんの気持ちがいっぱい詰まってるみたい!」


 美和さんはカウンターに頬杖をついて、とろーんとした目で天ちゃんを見る。


 「…天ちゃんにそう言ってもらえると、こんな格好でも頑張ってよかった…かな」


 「もちろん! 美和さんがバニー衣装を着て俺のためだけにカクテル作ってくれるなんて、もう幸せすぎてどうしよう!」


 美和さんは照れすぎて、バニーの耳をぎゅっと押さえる。


 「…もう、ずるいよぉ……そんなストレートに甘いこと言われたら、心臓が持たない……」


 天ちゃんはカウンター越しに手を伸ばして、美和さんの手を優しく握る。


 「じゃあ、もっと近くに来て。心臓、俺が守ってあげるよ」


 美和さんはこくこく頷いて、カウンターを回り込んで隣に座る。


 尻尾が天ちゃんの膝にふわっと乗っかって、嬉しそうに揺れる。


 「……天ちゃん、ぎゅってして?マイ・タイみたいに、甘くなりたい……」


 天ちゃんが腕を回すと、美和さんはすぐに胸に顔を埋めて甘える。


 「大好きだよ、天ちゃん……私、普段の白バーテンダー姿が好きだけど、今日の桜バニーも…天ちゃんになら、見せてもいいかなって……」


 「俺も大好き。どんな美和さんでも、ずっとそばにいたいよ」


 ふたりはしばらくくっついて、グラスに残ったマイ・タイを見つめる。


 「……これ、一緒に飲もう?2本のストローで、ふたりで一つのカクテルを……」


 「いいね! それが一番甘くなるやつだ!」


 長いストローを2本挿して、ふたりは顔を寄せ合う。


 同時にくわえて、ゆっくり吸う。


 「……ん……天ちゃんの息、近くてドキドキする……」


 トロピカルな甘さが広がって、ふたりとも笑顔に。


 天ちゃんは美和さんの手を握ったまま、耳元で囁く。


 「美和さんの作ったマイ・タイ、一緒に飲むと世界一甘いね。俺の分まで、幸せ感じてる?」


 美和さんはストローから唇を離して、恥ずかしそうに頷く。


 「……うん。天ちゃんの隣が、一番幸せ……」


 交互に吸っては笑い合って、グラスが空になるまで、ほんわかした時間が流れる。


 最後のひと口を一緒に吸い干すと、美和さんは天ちゃんの目を見つめて、


 「……全部なくなっちゃった……でも、まだ甘いよ。天ちゃんの笑顔が、ずっと甘い……」


 天ちゃんは優しく微笑んで、美和さんの額に軽くキス。


 「もちろん。俺の全部、美和さんに感じてほしい。朝まで、ずっと一緒にいよう」


 美和さんは幸せそうに目を閉じて、天ちゃんにぎゅっとしがみつく。


 バニーの耳が髪に絡まって、桜の花びらがふたりの温もりで優しく揺れる。


 「……天ちゃん、大好き……こんなに甘くされたら、もう離れられないよ……ずっと、こうしてて……」


 「うん。ずっとだよ。貸切のBar風花は、ふたりの甘い世界だから」


 空のグラスをカウンターに置いて、ふたりは抱き合ったまま、笑い声と甘い囁きを繰り返す。


 普段のピシッとクールな白バーテンダー美和さんと、今夜だけの大胆桜バニー美和さん。


 どちらも天ちゃんだけの特別な存在――マイ・タイの甘さみたいに、ほんわか優しく、ドキドキ溶け合う夜は続く。

お読みいただき、ありがとうございました!


天照です。美和さんの桜バニー姿、いかがでしたか?


普段の白バーテンダー衣装とのギャップを最大限に活かして、照れまくりツッコミ連発のラブコメに仕上げてみました。


尻尾が勝手に暴走したり、ストロー共有でドキドキしたり…書いてる間、ずっと「かわいい…!」って悶えてました(笑)


このお話は、Bar風花の日常の延長線上にある「もしも」の甘い一夜です。


天ちゃんと美和さんの関係が、読んでくださった皆様にも少しでも温かく伝わっていたら嬉しいです。


またBar風花の日常や、ふたりの別のエピソードも書いていきたいと思っているので、気に入っていただけたらブックマーク・応援コメント・評価をいただけると励みになります!


次回は天ちゃんのどんな無茶ぶりが待っているのか…?

乞うご期待ください!


それでは、またBar風花でお会いしましょう~


天照

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