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人物紹介 大人編

橘花誠也


ヴァイオリニストになって初めての仕事がピエートロという大御所作曲家の最期のコンサートツアーのソリストとして抜擢された。


その為、大学は休学状態でしばらく在籍していた。

その後も忙しく復帰は不可能だったが、コンサート自体を課外授業扱いにしてくれた結果、なんか卒業扱いになった。


今は各国を周りながらコンサートで弾いている。

正直仕事は蓮に丸投げしているので、今自分がなんの舞台で弾いているのか分かっていないが、まぁ誠也なんてそんなもんでしょう。


先生のとのデュオが叶ってなんか満足したらしく、ちょっとわがままになった。


わがままというか、子供に返った。



フィッツさん


ペンドラフィッツさん。

娘のリンが小学生になったタイミングで、また世界を回る様になった。

始めは単身赴任だったが、こいつを操れる人がハニーさんしかいない為、ハニーさんも同行する必要が出たので、リンは度々、川久保家に預かって貰っている。


娘に顔を忘れられないかが目下の心配事。

ツアーなんかは今はやるつもりが無いらしい。


俺の方が凄いと言いながらも、誠也の出ている音楽雑誌は毎回買っている。

師弟なので比較記事なんかもあるが、それも買っている。


いつか共演するんだろうと思っているが、自分からは言い出せないでいる。



川久保(橘花)夜


誠也と結婚をして、子供が産まれた。

若くしての事だったが、特に反対する人も居ないし、実家も裕福なので何の問題も無かった。


父が有名な為に親子コンサートなんかの依頼も沢山来ているが、それはまだちょっとなぁ、と思っている内に産休に入ったので、まだ実現はしていない。


レッスンは続けていて、いつか親子、夫婦、師弟の3組合同でコンサートを開きたいと思っているが、全員に内緒にしている。


っていうか当日まで言わない予定。

あいつら全員自分のスケジュールも把握していないし。


壁に貼られたポスターで自分の出番を知ると良いと思っている。



川久保蘭


夜の父で誠也の義父。


こいつが勘違いムーブしなければ結婚していなかった可能性が高い。


もう指揮者は下に譲り、プロデュースや編曲でやっている。


というか、長く家を空けたくない。

だって、孫に懐いて貰いたいし。


リンを預かっているが、そちらも大変可愛がっている様子。


目標はフィッツよりも愛される爺ちゃんになること。

当然孫に散財していたので、お小遣い制に変更された。




誠也のマネージャーになった。


というか誠也に懇願されて、プレーヤーとしての限界も感じていたので丁度いいかと思った。


大学もその勢いで辞めた。

休学ではなく自主退学で、卒業扱いに出来るからと慰留されたが断って辞めた。


誠也が子供がえりしてしまったので、こいつがいないとままならない。

なので夜の采配で給料割合が高めに設定されている。


元々海外のバレエ団を目指していたので日、英、仏語を話せる。


マネジメントの仕事は向いていた様で、余り仕事に興味がない誠也の仕事を勝手に取って勝手にスケジュールを決めている。


あきらと付き合い始めた。



あきら


現在は日本の大学からアメリカ、ボストンの大学院へ留学している。


ドラマーとしてようやく仕事がそこそこ入ってくる様になった。

影で蓮が営業を掛けているのだが、彼女はまだ気がついていない。


彼氏と友人が大学から消えたと思ったら、なんか有名になって来ていて、なんでやねんと思っている。


蓮から貰った誕生日プレゼントの値段に引いた。


それでも仲良くやっている様だ。


もしこいつがプロになったら、当然マネージャーは蓮になるだろうから、そうなれば蓮は過労死する。


それまでにどちらかだけでも少し大人になっていて欲しいものである。


無理だろうけど。



ピエートロ爺さん


長い事音楽業界に鎮座する人。


あ、あの曲の人、となるような人。

ハリウッドで作曲家として長く居たので、映画関係の有名曲が多く、現代クラシック家としてはファンも多い。


ラストツアーを終えて少しして亡くなった。


遺産はほぼ寄付されたが、一部を使って誠也にヴァイオリンをプレゼントする遺書が残されており、それは誠也へと渡った。


よって誠也は現在、ストラディバリウスを使っているのだが、本人はわかっていない。

なんかすっごい良い音が出る!と思っている。


フィッツさんは気がついているが、別に話してない。


残された家はスタジオに改造されていたので、誠也やフィッツさんが管理しながら使っている。


家族は居なかったが、最期はリンと誠也の孫の面倒を見てくれていた。


なので一時期川久保家にはフィッツさん、ピエートロ、蘭というとんでもない資産家が集まっており、予算無制限の甘やかし合戦が繰り広げられていた。


当然叱られたが。

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