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感情という名の評価関数

感情とは何だろうか。何かスピリチャルな神秘的なものを想像するかもしれない。


女の人が感情的になりやすいらしい。とか、


なんか、うれしいとか、悲しいとかの気持ちがある。


悔しいとか、寂しいとかの気持ちもある。


これは何だろうか。


感情について考えるきっかけになったのは、ホリエモンさんだった。


--ツイッターでいいねするだけで喜ぶのとかよくわからない。


みたいな発言があって。


それで、考えてみた。どうしてだろうって。


確かに、なぜいいねされるとうれしいと感じるのかは説明ができない気がした。なぜいいねされるとうれしいのだろうか。とその後少し考えるようになった。



そういえば、話をするときも毎回反応をしてくれる人のほうが嬉しいと感じる。これってなんでだったっけ。


言われたことを復唱する。これもいいらしい。


この二つは、会話術かなんかに書かれていた方法。

これは、なぜ、感情においてプラスに働くのかよくわからなかった。


そういったもやもやを抱えたまま、月日が流れていた。



その後、何気なく見たYouTubeで気温と水温だと

熱い冷たいの感じ方が違う。みたいな動画を見て、寒いとか暑いというのは、体温との相対的な関係にあるのであって、人それぞれ違うよね。みたいな解釈を自分はその時していたが、それもなんか違う気がした。


正確には、人間の体温である36度だと暑いわけで、28度くらいが気温としてはちょうどいいはずである。つまり、生き残りやすい気温だとちょうどいい。と感じるという結論に至った。



単純に体温と同じ気温を気持ちいいと感じるわけではないのが面白いと感じた。



ここにヒントがあるのではないかと思った。


直接的な体温を参照して、気持ちいいと感じているわけではない。


実際には、生き残りやすい、快適な温度というのがあって、それに対して相対的に暑い、寒いという感情が働くのだという風に理解した。


暑いと寒いに感情が分かれている理由は、暑いときには汗を流し、寒いときにはあったかい服を着るなり、体温を適切に保つためのセンサーの役割をし、体温を一定に保つためにフィードバックをしてくれる。


感情も、生き残りやすい状態の時にうれしいと感じているだけなのではないか。


生き残りやすい時って何だろう。


ここが一番大事なところだと思う。


それは、「 繁殖 」したときではないか。


前二回で、繁殖がどんな媒体でもよく、会話が繁殖とみなせるということを説明した。


つまり、会話によって自身の情報がコピーされ、相手の脳に情報が複製されたときに、うれしいと感じるわけ。


これで、なぜツイッターのいいねで喜ぶのかが説明できる。


いいねって、自分のツイートを見て、理解した人しか押さないものだよね。


理解をしたのであれば、必ず、脳内に自分が書いたツイートの情報がコピーされているってこと。そしてこれが好意的に受け止められている。


そりゃ、うれしいと感じるだろう、


繁殖に成功したんだから。


実際には、繁殖できたかの判断はリアクションによってしか見ることができない。とりあえず、自分がしたことに対して大きめのリアクションが返ってくれば、ほかの人に対して自身の情報をコピーできたと認識しているのだと思う。


会話しているときに無言になると気まずいのもこれが原因かも。


そういったときは、相手の話を復唱したり、うんうんと相槌を言っていれば、いいと思う。


結構、感情は思ったよりもシステマチックだった。


まとめ


感情は、自分が繁殖できたかどうかを評価するものである。


肉体的な繁殖行為がほぼない日常においてうれしいと感じるのは、繁殖というのが媒体を限定せず、会話という日常な行為がその代替をしているから。


増えたかどうかは、実際にはわからないので、リアクションの大きさで評価を近似していると思われる。


以上。

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