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君と私の歪んだ関係

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

メンヘラって基本的に満たされないんですよ。

仮に満たされたら、その人の愛に飽きて自分から去っていくんですよ。

その満身創痍にした人ほっといて。


どうにもメンヘラと言うの生き物は、生まれたての赤子のようで、けれども歳食ってるからこそ可愛げがなく、それでいて自分が一番可愛いもんだから、結局は相手を傷付けてしまうものである。


「私はメンヘラだから、付き合う相手はヤンデレじゃなきゃ駄目だと思ってる」

「そう言う割に、一度もヘラったところを見た事がないのだけど」

彼はそう言って、ころころと笑った。

どれだけ私が断ろうとも絶対に傍を離れず、また、どれだけ私が振ろうとも、次の日には何食わぬ顔で交際を持ち掛ける。そんな強靭なメンタルを持つ彼は、さも当然の如く私の隣を陣取って、指先同士を絡ませ合う。

「……自覚があるから、押さえているだけ。自覚ある分、治そうと思えば治せるのかも知れないけど、犠牲が余りにも膨大になる気がするから一人で生きてく。って前も言ったよね……?」

「そうだね。告白の断わり方はずっとそれだもの」

基本的にメンヘラというのは、愛情に飢えて満たされる事は無い。駄目な自分が大好きで、駄目な自分を慰めて貰うのを好む身勝手な生き物である。仮に満たそう物なら相手が満身創痍になりながら、延々と愛を与え続ける。我儘に付き合い続ける。

だから誰かを傷付ける前に、本性晒す前に、とっとと逃げたい。

「メンヘラな君、見てみたいな。そうしたらずっと求めてくれるのでしょう? 際限なく病み続けて、自己嫌悪に陥って、ずっと慰めを期待し続けるのでしょう?」

絡み付いて無い方の手が太腿に乗る。するすると表面を辿ると、反対側の腿を撫でる。絡んだ手が離れる。今のうちに立ち上がろう。そう思ったら、体に覆い被さる様に、密着された。あ、不味い。

「……仮に満ちたら、君なんか捨てて、さっさとどっかに行くんだよ?」

基本的に満たされる事はない。満たされる前に、相手がボッキリと折れる。けれども仮に満たされたら、自分の方から去っていく。

何故ここまで具体的に描写出来るのかって? 私自身がメンヘラを自覚し、仮に満たされた場合を想定したら、容易に想像が着く。必要以上のものを捧げられると、それは鬱陶しくなる。要は飽きるのだ。その人の愛に。

「させないよ、そんなの。別れ話切り出されたら、監禁する。嫌って言っても出してあげない。ずっと私しか見られないように洗脳する」

そのどろりとした双眸に見詰められると、心の奥で堰き止めていたものが崩壊するのを感じる。

不味い、不味い、不味い。出しては行けない本性が叫ぶ。この人なら、甘えても良いと。好きなだけ我儘を言って、際限なく求めても許して貰えると。

「嫌だと言っても逃がさないで欲しい……。ずっと好きでいて欲しい」

何時も思うのだ。メンヘラという生き物は、満足する事はないが、もし仮に満足したらなら去っていく。相手の事など考えず。そうして人を傷付けた罪悪感でまた病める。病むのが趣味みたいなもんだから、このサイクルは止まらない。

だから、だから、だから、私の自我を壊す勢いで、それこそ人形にでもさせる勢いで、愛を注がれたら、救われるのではないかと、何処かで考えていた。

「付き合いたい……。満たして欲しい。我慢したくない」

「喜んで」


「やだ。もうヤダ。キスしない」

「君が言ったんだよ? 嫌だって言っても止めないでって」

ずっとずっとキスをされた。唇が腫れるまでずっと。息継ぎの為に時折口を離してはくれるが、それが終わると、また口を塞ぐ。

彼の目は歪んでいて、それでいて今の状態に静かに気持ちを昂らせていた。

「出して上げない。何処にも行かせない。君を満たすのは私だよ」

作者自身がメンヘラ自覚してるので、説得力の塊ですよ。


何故、自分のことが大好きなのに、自己嫌悪に陥るかって話なんですが、病んでたら皆が慰めてくれるから。構ってくれるから。これに尽きます。


勿論、慰めても慰めても、病んで愛情求めるのがメンヘラという生き物なので、大抵は相手が折れます。

仮に満たされたら、ボロボロな相手なんてそっちのけで去ります。


自覚しているからこそ、押さえることは可能ですが、治す事はほぼ不可能です。

試行錯誤に当たる人々がきっと尋常じゃない。


だから一番の治療法は、ヤンデレに飽きる以上の愛を捧げられて、自我ぶっ壊す事でした。

※何度目か分からない、頭おかしい発言。


もうこうするしかないと思うんですよ。

治療法を放棄したとも言えます( '-' )

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