【創作BL】140字創作小説 2作『僕の恋人の職業』『下戸の笑顔』
『僕の恋人の職業』
自宅のインターホンが鳴る。映像を見ると黒い服の男が手でサインを送っている。これは今日僕の家に帰ってくるというサインだ。
「0512。」
そう小声を聴くと僕は玄関のドアを開ける。
「おかえり。」
「ただいま。」
僕の恋人は忍者だ。
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『下戸の笑顔』
視界がぼや〜っとする。どうやら相方の晩酌に付き合い呑み過ぎてしまった様だ。
「大丈夫か?」
僕は下戸、相方は酒豪なので酒に関しての体質は全く合わない。
ぐにゃぐにゃ動く視界の中で僕は本音を話してしまう。
「好きです。」
相方はこう返す。
「知ってた。」
僕は横揺れしながら笑顔になった。