第9話 自己紹介と冒険者登録
エイドが依頼を一緒に受けることになってから、お互いに自己紹介をしていた。
魔法使い風の少女「私はキャロル、魔法使い《ウィザード》をしています。よろしくお願いします」
戦士風の少女「あたいはアリアだ、見た通り戦士だ。よろしくな!」
騎士風の男「俺はダッシュ、騎士をやってる。よろしく頼むぜ!」
マリー「私はマリー、盗賊をしているわ、よろしくね。そしてこの子が」
エイド「エイドだよ、よろしくね!」
キャロル「ふふっ、可愛らしい子ですね」
アリア「しかも大人1人投げ飛ばす力があるんだ、お前みたいな子供は世界を探してもそうそういねぇぜ」
ダッシュ「人は見かけによらないって言うが、ありゃ本当らしいな」
お互いが自己紹介を済ませると、次に依頼の話になった。
マリー「その依頼、王都の近くにいるゴブリンを討伐するってことで良いのよね?」
キャロル「はい、王都にいる人間に被害が出ないようにギルドが出した依頼です。」
普通依頼は依頼人が出すものだが、今回のようにギルドが直接出すものも存在する。
アリア「ゴブリン討伐くらいなら3人でもいけると思うんだかなぁ」
キャロル「安全を考慮すると最低4人はいた方が良い、ということでしょう」
ダッシュ「マリーがいてくれれば既に4人揃うが、エイドのあのパワー、借りれればもっと楽に達成できるからな」
アリア「あたいはそれ以前にエイドのパワーをもういっぺん見てみたいってのが強いけどな」
マリー「ならまずは『冒険者登録』しないとね」
アリア「えっ、こいつまだ登録してねぇの!? あんだけ強いから既に冒険者だと思ってたんだが……」
キャロル「こんな小さな子がそんなわけないでしょ?」
ギルドで依頼を受ける為には、冒険者登録をしなければならない。なぜそれが必要かと会うと、依頼を受けモンスターなどと戦うと命の保証は当然無い。ギルドはそれに対する一切の責任を取れない為、『ギルドはあなたの生死に対する一切の責任を取りません』という契約のようなものである。
マリー「エイド、今から冒険者登録するからついてきてね」
エイド「よくわからないけど、分かった!」
こうしてエイドは冒険者登録をすることになった。
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