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第5話 王都到着!

 歩き始めて1時間程経つと、遠くの方に大きな街が見えはじめた。

 マリー「エイド、あれ見える? あれが『王都ベルベジア』だよ!」

 エイド「うわぁ……こんなに遠いのに凄く大きく見える!」

 マリー「何せこの世界で一番の都会だからね」

 マリー「さぁ、あと少しで到着よ。急ぎましょ!」

 そうしてマリーとエイドは歩くペースを上げて、一気に王都まで行った。

 

 エイド「うわぁ……近くで見るともっと大きい……」

 マリー「話には聞いていたけど、これはなかなか……」

 今2人は王都ベルベジアの門の前に居る。遠くからでもかなり大きく見えた王都を囲う外壁と門は、近くで見るとさらに迫力あるものだった。

 マリー「じゃあ中に入りましょう?」

 エイド「うん」

 2人は門番に近づき、荷物の検査を行い中に入った。

 検査中に門番達がエイドのことをずっと見ていたことを、この時の2人は気付かなかった……


 ガヤガヤ

 

 エイド「人がたくさん居る……」

 中に入ると、大勢の人が話しながら道を行き来していた。

 マリー「大丈夫? こういう人が多いところは苦手?」

 エイド「少し驚いたけど、大丈夫……」

 マリー「そっか、それじゃあ迷子にならないように手を繋いで歩こうね」

 マリーはエイドが迷子にならないように手を繋ぎ、歩き出した。

 エイド「これからどうするの?」

 マリー「まず寝れるところを確保したいから、宿屋をさがすよ。あとは……ギルドに行って何かいい仕事がないか探すかな?」

 エイド「ぎるど?」

 マリー「ギルドっていうのはね……」

 ギルドとは、冒険者が依頼クエストを受けたり、冒険者登録するための場所である。

 冒険者が冒険者登録をギルドで行う→依頼主がギルドに依頼を出す→ギルドがその依頼を掲示板に貼る→その依頼を冒険者が受ける→依頼を達成すると依頼主からギルドに預けられた報酬が出される

 と言った仕組みである。

 マリーはそれをわかりやすいように、省けるところを省きながらエイドに説明した。

 マリー「……とまぁこんな感じかな? わかった?」

 エイド「うーん、なんとなく」

 マリー「今はそれで大丈夫、それじゃあまずは宿探しから」

 そうして宿を探しはじめたが、周りの視線がエイドに集中しているのに、マリーは少しして気づいた。

 「あの子の手足……」

 「義手と義足? でもあんな小さな子が……」

 マリー(うーん、やっぱり目立つよね……)

 エイドに視線が集中するのは自然なことだった。服装がこの世界にないパーカーだというのもあるが、何よりその両手足が一番の理由だった。

 ふとエイドの方を見ると、エイド自身も周りの視線に気づいているのかマリーにピッタリとくっつき、俯いて歩いている。

 マリー(出来るだけ早くなんとかしないとなぁ)

 そんなことを考えているうちに、2人は宿屋に着いた。


 マリー「こんにちはー」

 店主「いらっしゃい!」

 店の扉を開けるとそこには恰幅のいい女性店主がいた。

 マリー「泊まりたいんですけど、空室はありますか?」

 店主「あるよ、何日くらい泊まるんだい?」

 マリー「そうですねぇ、取り敢えず一月くらいでお願いします」

 店主「一月ってだいぶ長期間だね。てことは、あんた冒険者かい? いいねぇ、あたしも昔は憧れたもんだよ……うん?」

 そこまで言うと店主はマリーの後ろでこちらを見るエイドを見つけた。

 店主「その子は? あんたの連れかい?」

 マリー「はい!」

 店主「弟?」

 マリー「いえ、弟ではないんですけど……」

 店主「ふーん……色々と事情があるようだけど、そんな小さな子連れてるんだ。あんまり危ないことするんじゃないよ?」

 マリー「それはもちろん!」

 マリーもエイドを危険な目に合わせるつもりはない。依頼だって自分1人で行ってエイドは留守番させておくつもりだ。

 店主「それじゃあ2人部屋を……ありゃ、困ったね。1人部屋しか会いてない……」

 マリー「えぇ!?」

 店主「1人部屋でよかったら空室あるんだけど……」

 マリー「うーん……」

 マリー「エイド、1人部屋しかないらしいんだけど、どうする?」

 エイド「僕は大丈夫だよ?」

 マリー「うーん、そっか! じゃあ1人部屋で」

 店主「あいよ、それじゃあ1泊朝食付きで50ゴールドで、一月だから1500ゴールド、2人分で3000ゴールドだけど、2人部屋が用意出来なかったお詫びに2000ゴールドにおまけしとくよ」

 マリー「良いの!? ありがとう! それじゃはい」

 店主「確かに受け取ったよ、一月の間よろしくね」

 マリー「はーい。それじゃあエイド、部屋に荷物を置きにいきましょうか」

 エイド「うん!」

 2人は宿屋の2階に駆け上がり、走って荷物を置きに行った。

 店主「ハッハッハ! 元気が良くて何よりだよ」

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