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虐げ令嬢の復讐劇〜お姉様?聖女だと威張ってますが私は格上の妖精の愛し子です。さらに最強竜王様の番らしいです~  作者: 大福金
第二章 ルチア16歳魔法学園編

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閑話小話 シェラザード


 可愛いルチィと蜜月を迎える日が来るなんて……信じられぬ。


 ルチィと知り合って、我はずっと夢の様な時間が続いている。

 こんなにも幸せな事がまだ沢山あった事を、ルチィのおかげで知ることが出来た。


 だが我は幸せ過ぎて惚け過ぎたのだ。

 我が見せた隙につけ込まれ、ルチィを誘拐された。


ーー苦しい。


 ルチィが居ない世界なんて、意味がない。死んだも同じ。

 我はもう生きていけないと心から思った。


 こんな思いしたくない。次はない、二度と同じ過ちはしない。


 何百年も使う事の無かった部屋。

 もう使う事も無いと思った部屋。

 それが……我が番と蜜月を過ごす部屋。


 我はやっと番と過ごせるのだな。心が逸る。

 少しでも早く会いたくて、急いでルチィを迎えに行くと、目の前に天使がおった。

 恥じらい体を隠すルチィは、可愛い過ぎて我はその場で押し倒してしまいそうだった。


 愛しい我の番。


 ルチィとの蜜月は言葉に言い表せないほどに幸せじゃった。

 ルチィが可愛い過ぎて胸が苦しい。

 ルチィの全てが蕩けるように甘くて美味しい。


 あんなにも可愛いルチィを知ってしまった。

 我はどうしたら良いのだ。

 ルチィをこっそりと閉じ込めて我だけのものにしたい。

 でも可愛いルチィに嫌われとうない。

 閉じ込めれないのが悔やまれる。


 ああ、あと少しで蜜月が終わる。

 もっともっと可愛いルチィを味わいたい。

 可愛いルチィの顔が見たい。ルチィの蜜をもっと味わいたい。



 一ヵ月では足りない。



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