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虐げ令嬢の復讐劇〜お姉様?聖女だと威張ってますが私は格上の妖精の愛し子です。さらに最強竜王様の番らしいです~  作者: 大福金
第二章 ルチア16歳魔法学園編

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閑話 エレヴァン王国


「国王様! 偽造の森が突如消えました!」


「偽造の森に放っていた#妖精魔獣__フェアリーウェポン__#も森と共に消えました!」


「なっ森が消えた︎?! そんな事があるのか!」

「はい! 城の外を見て貰えば分かると思います。」


 そんなっ!?


 王は急いでバルコニーに向かう。


 バタババタバタバタッ


「これは一体……!?」


 城のバルコニーから見えた景色は、王国を隠すように作られた偽造の森が綺麗になくなり。

 森であった所は、更地が広がっていた。


 何十年もかけて増やしていった森が、こんな一瞬で消えるなんて……我が国に何がおこっているのだ!?


 国王は青ざめ、その場に崩れ落ちる。


 魔道具を駆使して、やっとここまで国が発展し、これからエレヴァン王国の時代が来ると言う時に!


 我が国は人族の国を侵略していく為に、魔道具を研究し妖精魔獣を作り上げた。

 魔道具と魔獣を武器に、戦争を起こし他国を我が国の配下にしようと、着々と準備を進めていた所にこの騒動。


 六年程前、ゲイリー王国を手に入れる目前で、全て駄目になった事を思い出す。

 あの時は急に竜王が現れたのだ!

 人族の国なんかに居る筈のない竜王が。

 絶対に関わってはいけない竜人族最強の王

 急いで撤退したのを覚えている。


 今回もあの時の様な嫌な予感がして仕方ない。何故なら震えと汗がずっと止まらないのだ。


「国王様! どうしますか!?」


「至急偽造の森の調査だ! 妖精魔獣が生き残っているかもしれん!」

「はっ! 今すぐ調査に参ります!」


 森が消えたのは何かの自然現象かも知れない、妖精魔獣はまた妖精を集めたら良いのだ。

 森もまた作れば良い。


 大丈夫だ。


 私はそう自分に言い聞かせた。

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