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虐げ令嬢の復讐劇〜お姉様?聖女だと威張ってますが私は格上の妖精の愛し子です。さらに最強竜王様の番らしいです~  作者: 大福金
第一章 ルチア幼少期ザマァ編

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妖精さんチート


 妖精さんが取って来てくれた薬草は、ペコハーブもあるけど……


 何だろう。違う薬草も混ざっている。

 中には鑑定しなくても分かるくらいに、キラキラした葉っぱがある。これ絶対にヤバいやつ。


 とりあえず鑑定したら。

 キラキラしたのは、やっぱりSランクだった。


【シャインハーブ】

 ランクS

 そのまま食べても傷がなおる。

 エリクサーの材料。

 妖精のいたずら等で手に入る


 妖精のいたずらって……まんまですよ!


 それに……次は?


【キュアハーブ】

 ランクC

 そのまま食べると苦いが毒や麻痺の症状が少し治る

 キュアポーションの材料


【マナハーブ】

 ランクC

 そのまま食べると苦いが少し魔力が回復する。

 マナポーションの材料


 ペコハーブ以外のは、全部ランクが高い……特にシャインハーブってのは……うん。

 コレは永久保存だな。


「この薬草どうしよう。こんなにいっぱい。」


ーーとりあえずペコハーブはギルドに持って行って、残りはまた追々に考えよっか。


「そだね、白ちゃん。悩んでも仕方ないねっ」


 妖精さん達のチート能力のおかげで、お昼前にお仕事が終わってしまった。


「でも……こんなにも沢山持って帰れない」


 っと言うと、シェラ様が#空間収納魔法__アイテムボックス__#を教えてくれた。

 やったー便利な魔法が使えるようになった。


 受付に持って行くと「もう、終わったのですか?」とビックリされアイテムボックスから出すと更に驚かれた。


「なんとっアイテムボックスですか! 空間魔法を使えるなんて凄いですね!」


ーーえっ? この魔法ってレアなの?


 みんなが当たり前の様に使ってるからから、普通なのかと思ってた。

 白ちゃんも何も言ってなかったし。


 チラリと白ちゃんを見る。


 すると……気まずそうに白ちゃんが目を逸らす。ぐぬぬ。


「ルチアーノ様は運び屋としての仕事もできますね!」


 ニコニコとお姉さんが教えてくれる。


「あの、ペコハーブなんですが依頼の50束の他にまだ沢山あるんですが買い取ってもらえますか?」

「もちろん! この状態のペコハーブなら、こちらからお願いしたいくらいです!」


 アイテムボックスから残りの半分くらいだした所で、受付のお姉さん顔がビックリしすぎて固まっている。


 なんとなく空気を察し、これ以上出すのは止めた。


 何かすみません。


「あの短時間でこの量ですか?! 凄いです! ルチアーノ様は薬草採取の才能がお有りなんですね!!」


 正気に戻ったお姉さんが興奮気味に話す。


「普通なら五十束で銀貨一枚なんですが、状態が良いので銀貨一枚と銅貨二枚で!買い取らせて貰います。合計金貨一枚、銀貨四枚、銅貨二枚、になります」


 うわぁ。妖精さんのおかげで一気にお金が入ってきた!


 獣人国、竜人国、エルフ国では共通の金貨がある。

 価値は日本円だと

 金貨一枚が一万円

 銀貨一枚が千円

 銅貨一枚が百円

 って感じかな。


 でも人族の国だけ紙幣が違う。だから私が持ってたお金はここでは全く価値がないのだ。


 獣人国に来て分かった事がある。

 弱い人族の国は、他国から大分下に見られている。一番の原因は他国に比べ圧倒的に寿命が短いから。

 だから紙幣も合わせて貰えないらしい。世知辛いなぁ。





 お金を受け取ってホクホクの私。

 せっかくだから何か美味しいご飯を食べに行きたい。


「ガウディさん、美味しいご飯を食べに行きたいんですが、オススメのお店有りますか?」


「ルチアーノ様は辛いの大丈夫ですか? 獣人国の料理は辛い物が特徴でして」

「ちょい辛くらいなら大丈夫!」

「なるほど! では辛さを選べるお店にしましょう。何処が良いかな……あっあのお店が良いですね!」

「決まりました! 行きましょう」


 ガウディさん案内のもと、美味しいごはん屋さんに向かう。


「着きました! このお店は辛さも選べ、獣人国の料理初心者にはもってこいのお店【花の突貫亭】です」


「今日は私の奢りだよー! いっぱい食べてね!」


 出てきた料理はどれも食欲をそそる香り。

 韓国料理とかインド料理みたいなのがいっぱい並ぶ。


 ゴクリと思わず生唾を飲みこむ。


「美味しそーっ!」


 白ちゃん黒ちゃんは食べても意味ないんだけど、美味しい味はわかるし、何より皆と一緒が良いんだって。


 一口食べてみる。


「んんーっ♪」


 ちょいピリ辛だけど、美味しい! これくらいの辛さなら大好きかも! 

 料理に舌鼓を打っていると、トントンッっと肩を突かれる。


「ん?」


 チビ竜姿のシェラ様が、アーンって口開けて待ってる。可愛い。


 その姿だと食べれないよね。

 はいアーン。私が口に入れると美味しそうに咀嚼する。


モキュモキュ

『うむ。中々美味いの……』

ふふ、美味しそーに食べてる。


ーーかっ辛いーっ! ペペっ僕は苦手っ


 白ちゃんは辛いの苦手なんだね。


ーーそっかぁ? 俺は案外好きだな。


 黒ちゃんは好き。双子でも好み分かれるね。



 はぁ……美味しいご飯皆で食べられて幸せ!

これもみんな妖精さんのおかげ。感謝しないと、妖精さんありがとう。

 帰ったらお礼のクッキー沢山作るからね!

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