蛇足の設定や軽いその後など
考えていたものの出すタイミングがなかった設定や一部の人のその後について。お暇なときにどうぞ。
※完全に蛇足で、本編にはほぼ関係のない内容です。
■テインツの人たち
・シャロ:
瘴気を作り、操れる先祖返りのエルフ。
魔力を封じられたことで転移が使えなくなったのは不便だが、もともとアドニスにあまり魔法を使うなと言われていたためそれほど困っていない。むしろ瘴気が見えなくなったおかげで視界が良好になり、嬉しい。
裏表がないマイリカとルルシアには懐いている。逆にユーフォルビアは得体が知れない人物として警戒している。
焼きたてパイをアドニスの口に詰め込もうとした件はマジギレされて諦めた。
・ウッドラフ:
グラッドの弟、ディレルの叔父(妻がアンゼリカの妹)。
愛妻家。序盤でディレルが作っていた髪飾りは彼が妻に贈るための物だが、注文時「装飾品はよく分からんからお任せで」と言ってディレルを困らせた。
ディレルに戦い方を教えたのは彼。甥がめきめき上達するのが面白くて鍛えていたら、冒険者ギルドに入ってしまったし討伐にもついてくるようになってしまい、アンゼリカの怒りを買った。アンゼリカが怖いのでランバート家にはなるべく近づきたくない。
・グラッド:
テインツ冒険者ギルド支部長。
弟やギルド員とともに面白がってディレルを鍛えていた。
アンゼリカには頭が上がらない。
・ナスター:
冒険者ギルドのドワーフ。支部の幹部クラス。
ルルシアを怒らせたため、正しく名前を呼んでもらえない人(さすがのルルシアも正しい名前を覚えている)。最近は逆にどんな名前で呼ばれるかを楽しみにしている。最新はチキンステーキさん(食べたかったらしい)。
・マイリカ:
テインツ教会の司祭のトップ。
ルルシアを含む複数人に影の支配者と目されているが、普通に裏表のない善人。
■エフェドラの人たち
・ルチア:
割と本気でエフェドラの観光産業の衰退を憂えており、前世(製菓学校の学生)知識を生かした製菓チートによる町おこしを目論んでいる。
・ハオル:
ルルシアのことはあんまり諦めていないけど、ディレルのことも強くて尊敬しているので非常に複雑な心境。
テインツの教会で倒れてルチアに救われたことなども含め、守られるばかりの自分に不甲斐なさを感じている。とりあえずオズテイルから来た同い年の女の子には負けたくないのでキンシェに鍛えてもらっているところ。
・エリカ:
サイカから剣技習得のためエフェドラへ来て、キンシェに師事している。
シオンに言い寄る女冒険者のことは非常に気になっているが、剣技を鍛えてサイカの力になりたい、冒険者になりたいという気持ちが強くてずっと悩んでいた。が、エイレン姐さんが細かく状況を報告すると約束してくれたためエフェドラ行きを決めた。
妙に突っかかってくるハオルには負けたくないので頑張っている。
・センナ:
神の子の教育係。
色々と胃が痛い。
・アルボレス:
エフェドラ人間代表者事務局補佐、元教会清浄派トップ。
色々と胃が痛い。
・引退した冒険者(89話で言及):
魔族のシャロを世間から守るため、という清浄派の言い分が単なる詭弁だと分かっていながらアドニスに協力を強いた。清浄派の解体に伴い目をそらしていた現実を突きつけられ、自死も考えていた。が、アルボレスから直接説得を受け思いとどまった。
ちなみにアルボレスが説得に行くように仕向けたのはセネシオ。
■オズテイル(サイカ)の人たち
・ザース:
元リーダー代理。現無役。
どこからどこまでが洗脳の影響だったのか自分でもよく分かっていない。ただ、兄やリーダーを慕っていたのは本当。
今は一構成員として黙々と雑務をこなしている。
周りの人は彼に対してモヤモヤを抱えているものの、シオンが動けるやつは動かせという方針をとっていること、さらに私刑を禁じたことにより表面上はそれなりにうまく回っている。
・アナベル:
ザースの(元)恋人。
サイカに居場所がなく、単身シェパーズへと逃げた。その後の消息は不明。
・ユラ:
白猫の半獣の女で勘が鋭い。セネシオ(セディ)がハーフリングではないことに、グロッサにいた頃からなんとなく気付いていたが、彼が悪人ぽくなかったためそれほど興味を持っていなかった。
グロッサで色々と取調べを受けているものの、絶妙に決定的な悪事を働いていなくてグロッサの人たちをジリジリさせている。
早く開放されて次の悪人を絶望させたいなあと思っている。
・アキレア:
サイカの孤児。赤毛の少年。
恋多き女・リアが振り向いてくれる日を待っている。
・アヒル(107話で言及):
食料としてサイカの組織の人々を助けた。
飼育小屋跡地近くにルルシアが勝手に墓(石を積んだだけ)を作っており、元日本人のシオン的になんとなく崩しづらくて放っておいたら地味に参拝者(組織の人々)が訪れるように。現在アヒル塚と呼ばれている。
シオン様についての番外編を書こうと思ってすっかり忘れていました。後日書きます。……多分。