空き地にドカン。
帰り道に赤トンボ たった1匹
可哀想に思えたのは 近くにせせらぎがなかったから
ふわふわ のろのろ 行ったり来たり
少し手を伸ばせば 掴めそうなぐらい
よほど暑くて 我慢できなかったのだろう
溢れ落ちる木の葉に寄り添って
陽炎に ゆられ 揺さぶられて
ひっくり返ったまま まだ掴み 離さない
今ではもう 失くなっていた 空き地
微かに滲む ボール遊び禁止の文字
木登りはもう 遥か遠くのアルバム
ブランコや ジャングルジム 掻き立てる砂場も
骸の 埋め立て地