テンプレの様な始まり
初めて書いたので大目に見てください。
「う~ん」
目が覚めると俺は知らない部屋にいた。
その部屋は、全体的に古臭く見え、見回してみるとアンティーク調の机やクローゼットがある。
俺は、知らない部屋の知らないベッドで寝ていることだけを理解した。
そして一言
「ここは…どこだ…?」
俺は、獅子王司、17歳の東京都出身の高校生だ。
部活に入っているわけでもなく、テストの点数も平均より少し上なくらい、クラス付き合いもそこそこな普通の高校生だ。
俺は、なぜ今ここにいるのか、ここにいる理由は分からないがここに来る前のことは覚えている。
俺は確か学校の帰り道で大きな石に躓いた。そして気づいたらこのベットの上だ。
「誰かに助けられたのかな…」と思いつつ俺は、ベッドから起き上がりベッドのに座った。
「それにしてもこんな家がこんな都会にあったなんて…」
ここは、東京の中でもビルやマンションが立ち並んでる場所だ。こんなところに木やレンガを使った家があったなんて驚きだ。
「外の空気でも吸うか」そう言って俺はカーテンをめくり窓を開けた。
外の空気を吸った俺は「いい空気だなー」と言う。
俺はここで違和感を覚える。「東京にしては空気が良すぎないか…」ここで今吸った空気は
山で吸う空気と同じくらい澄んでいる。
「東京とは明らかに違う…」
恐る恐る外の風景を見てみると俺は、驚いた。
全く見たことない景色、マンションやビルが一軒も立っていない、そして、どこまでも森林が続いている。確信した。ここは、日本ではないと。
「石に躓いただけでなんでこんなところいるんだ…」
「俺は何をしてたんだ…」
「マジでここは何処なんだぁ~~!!!!」
俺は叫んだ、叫んでしまった。外に響いていただろう…多分。
俺の声を聴いたのか、ドタドタを音を立てながら階段を登ってくる音がした。
そして足音は近づき、扉を思いっきりドン!と音が鳴るように開け「なんかあったの!?」とオレンジ髪の女性が言いながらこの部屋に入ってきた。
「あっ、目覚めたんですね。体調は大丈夫ですか?」と聞かれ
「大丈夫だけど…ここは何処なんだよ!何でここにいるんだよ!」と返答した。
女は、言った。「ここはアローグ村であなたがなぜここにいるかって、私が、道端で倒れてるところを拾ってきたからですよ。」
アローグ村?俺は、聴いたこと無い村の名前に困惑したがこの女が命の恩人であることを把握し、「とにかく助けてくれてありがとうございます。聴きたいんですが…アローグ村って日本のどこら辺にあるんですか?」
「日本?日本というものは知らないですがここは、ナターク国ですよ。」
それを聴き俺は、ここが世界のどこでもない異世界である事すなわち異世界転生をした事を察した。