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夢はいつか覚める。

挿絵(By みてみん)


瞼を閉じれば暗闇がやって来ます。


夜であれば、瞼を開けても暗闇は瞳に張り付いたまま離れず、その恐怖に耐えきれなくなった人々は、全てを覆い尽くす闇に抵抗すべく、偽モノの光に縋って安堵を得ました。


しかし、電球にまで手の届かないおまるは、じっと息をひそめて朝日を待つしかありません。


暗闇で息を殺していると、ご主人様の寝息が聞こえてきました。


むにゃむにゃ。おかゆ、もう食べられないよ、と言っています。

のんきなものです。



おまるも諦めて寝ることにしました。


ご主人様に寄り添いながら、いつしかおまるに深い眠りが訪れました。


おやすみなさい。

苦しみ多いこの現実に生きるみなさんもどうか、


せめて夢だけは、


よい夢を。



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