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奇跡

 それから数日たったある日、いつも通り家でゴロゴロしていた。この頃はこれから起きる悲劇を考えもしていなかった。


 京子先輩のおかげで宿題は終わっており残りの夏休みはゆっくりとできる。今日は何をしようとベッドの上で考えていた。するとゴゴゴゴゴという音が聞こえ始め、徐々に大きくなって周りの者が揺れ始めた。次の瞬間、さっきの揺れがかわいく思えるほど大きな揺れが来た。僕はとっさにベッドの下に避難した。


 パリーン。ガシャン。周りの物が次々と落ち台所の方では食器が割れる音がした。携帯電話は警報が鳴り、外でも車の警報音がいくつも鳴っていた。地震は数分で終わったがその数分が恐ろしく長く感じた。ベッドから出てみると、自分の部屋がぐちゃぐちゃになってしまっていた。おそらく台所やリビングはもっとひどいことになっているだろう。恐る恐る見に行くことにした。


 そこは僕の部屋以上に悲惨なことになっていた。食器類が散らばり、テレビは下に落ち窓辺に置いてあった観葉植物も落ちて土が散乱していた。周りを見ていると携帯電話が鳴った。そうだ。みんなは大丈夫であろうか。すぐさま部屋に戻り携帯電話をとった。メールを送ってきたのは京子先輩であった。


{凛、大丈夫?怪我はない?}

{僕は大丈夫ですが、部屋がぐちゃぐちゃになっちゃいました。京子先輩は大丈夫ですか?}

{私も大丈夫。凛に怪我とかなくて安心したわ。でも心配だから凛の家に向かうわ}


 京子先輩は大丈夫そうで安心した。美樹と直哉は大丈夫であろうか。確認のためメールを送っておいた。返事はすぐに返ってきた。どうやら二人は無事らしい。残るお母さんが心配である。お母さんにもメールしてみることにした。メールは数分経っても返ってこなかった。もしかしたら忙しくてメールに返信できないのかもしれない。


 僕は帰ってきた母がこの悲惨な家を見て驚かないように片づけをすることにした。数十分やってもなかなか綺麗にならない。するとピーンポーンとなった。おそらく京子先輩であろう。いったん片づけを中断して玄関に向かった。ドアを開けるとやはり京子先輩であった。


「本当に大丈夫そうね。安心した」


 とりあえず家に入ってもらうことにした。


「……確かにぐちゃぐちゃね」


 京子先輩はクスッと笑った。僕は苦笑いである。また片づけを再開した。今回は京子先輩がいるから、あっという間に部屋が片付いた。休憩に京子先輩に冷たいお茶を出した。二人でテーブルに座りながらテレビを見始めた。いくつか地震のニュースを放送していた。


 どうやらこの辺は、震源地に近かったため揺れが大きかったようである。するとメールが入った。どうやらお母さんのようである。よかったと一安心してメールを見たが送信者はお母さんではなかった。


{凛君。久しぶり。凛君のお母さんの仕事仲間の美由紀だけど覚えているかな?}


 覚えている。昔うちによく遊びに来ていた人である。その美由紀さんが、お母さんの携帯を使ってどうしたのであろうか。メールの続きを見た瞬間、持っていたお茶を下に落としてしまった。


{落ち着いて聞いてね。さっきの地震のせいでお母さん、職場の大きな棚の下敷になっちゃったの。それで今職場近くの病院に緊急搬送されている。だから気を付けてきなさいね}


 僕はうまく事態を把握できなかった。お母さんが下敷に?母にもし何かあったらどうしよう……。そんなことで頭がいっぱいになってしまった。


「凛。大丈夫?」


 京子先輩は僕の携帯電話を手に取った。すると京子先輩は僕を抱きしめてくれた。


「大丈夫。きっとお母さんは平気よ」


 京子先輩のおかげで少し落ち着くことができた。今すぐ病院に向かおう。僕はすぐに出る準備をした。


「無事に来れたみたいね。凛君はあの地震で怪我はしなかった?」


 手術室前に美由紀さんがいた。僕は頷き怪我がないことを伝えた。


「あなたは凛君の彼女さんね。話は聞いているわ。お母さん、凛君に美人な彼女が出来たって大喜びしていたのよ」


 美由紀さんは少し間をおいてまた喋りはじめた。


「お母さんは凛君と彼女さんを置いて死ぬはずがないわ。今は無事なことを祈りましょう」


 僕たちは祈った。数時間後、手術室の扉が開いた。医者が出てきたので僕はとっさに医者に近づいた。医者は三人に言った。


「新堂幸子さんは、一命は取り留めたもののまだ危険な状態です。内出血が酷く脊髄にも損傷があり、植物状態になる可能性があります。無事回復できても全身麻痺といった後遺症は免れられないかもしれません…」


 また扉が開いた。今度は包帯でぐるぐる巻きにされたお母さんが出てきた。僕は母の手を握った。その手は確かに暖かく少し安心した。そのまま病室に向かった。


 それから数日経っても母は目を覚まさなかった。僕は毎日病院に通いずっとお母さんが無事に目を覚ますように祈りながら手を握った。僕は大丈夫といったのに京子先輩も毎日病院に来てくれた。


「凛。凛も無茶しちゃだめだよ。お母さんが目を覚ました時、凛が倒れていたら意味がないよ?」


 確かにそうではあるが心配で仕方がない。ふとお母さんがこのまま目を覚まさなかったらと思ったら涙が出てきてしまった。僕はお母さんの手を強く握ったまま蹲った。


 するとお母さんの手がピクッと動いた。僕はとっさに体を起こし、もう一度、お母さんの手を強く握った。するとお母さんはゆっくり目を開いた。僕は嬉しさのあまりお母さんに抱き付いた。


「凛!お医者さん呼んでくる!」


 京子先輩は慌てて病室を出て行った。医者はすぐに病室にやってきた。僕たちは安どに包まれ笑みを浮かべた。しかし、それは一時のことだった。


 お母さんは僕を見てニコッと笑った気がした。僕は涙を拭きニコッと笑い返した。しかし、次の瞬間、お母さんは咳を出し始めた。心拍数が上がり始めた。咳が止まったと思ったら今度は見る見るうちに心拍数が下がり心肺停止のピーっといったブザーが鳴った。医者は慌てて心肺の蘇生に試み始めた。急なこと過ぎて僕はただ立ち尽くすことしかできず頭が真っ白になってしまった。医者は数分続けたが手を止めた。


 京子先輩は僕を抱きしめていた。僕は数秒もたたず我に返った。すると何か体の奥からものすごい勢いで立ち込めるものがやってきて、口から噴き出た。


「お母さん!」


 え?僕は何が起きたのか理解できなかった。聞きなれない声が聞こえた。京子先輩は唖然として医者は驚きこちらに振り向いた。やっと理解した。その叫び声は僕から出たものであった。

 

 僕はとっさに医者たちをどかして母に近づいた。まだはっきりと喋れない声でお母さん、お母さんと体を揺さぶりながら声をかけ続けた。しばらくすると僕の肩に医者の手がかかった。どうやら僕を止めに入ったらしい。しかし僕は続けて声をかけ続けた。すると奇跡が起きた。


 どこからかピッピッの音が聞こえた。皆一斉に心電図を見た。そこには小さくではあるが反応があった。皆、驚きを隠せなかった。僕は慌ててまた呼びかけ続けた。みるみるうちに心拍数が上がって行った。そしてついに


「……心拍数が正常値に戻りました」


 看護師が唖然としながら言った。するとお母さんがゆっくりと目を覚ました。そして小さい声で言った。


「……凛の声が聞こえたよ」

「こ。これは奇跡だ!」


 医者たちは驚きのあまり立ち尽くしていた。母はニコッと笑った。今度はちゃんと笑った顔だった。僕は安心したせいか、急に力が抜けてその場にバタッと座り込んだ。


「凛。大丈夫?」


 京子先輩が慌てて僕を支えてくれた。



 母は日が経つにつれて元気になっていった。夏休みが終わる頃にはちゃんと喋れて食事もできるようになった。しかし、医者が言う通り手足は麻痺しており動かなかった。


「凛。ちゃんと始業式は寝坊しないで行けた?」

「大丈夫。ちゃんと行けたよ。お母さん」

「毎日来なくていいのに」

「そんな訳にはいかないよ」


 今ではこんな会話が普通にできるようになった。未だに自分の声に慣れていない。高校生になっても声変りがしていないのではないかと思うぐらい高めの声であった。声をもう少し高くして喋り方を変えれば女性と聞き間違われるのではないだろうか。


「それにしても綺麗な声ね。録音したいぐらいだわ」

「やめてよ。恥ずかしい」

「今日、久々に会った、直哉君と美樹ちゃんはビックリしていたでしょ?」

「うん。クラスのみんなびっくりしていた」


 始業式の今日。クラスに入ってみんなが僕におはようと言ってくれたので僕も


「おはよう」


 と、言ったら一瞬静けさが来たと思ったら


「今の声は誰?」

「……凛が喋った!」


 といった風に騒がしくなってみんなで僕のもとにやってきた。みんなが一斉に喋るから僕は何を次に喋っていいかわからなかった。するとそこに美樹と直哉がやってきた。


「みんな、凛が困っているだろ」


 直哉がみんなを止めてくれた。相変わらず頼りになる男である。


「そんなに凛に喋らしたのだったらマネージャーの私を通しなさい!」


 いつから美樹は僕のマネージャーになったのだろうか。


「それにしても大変だったな。今日は一緒にお母さんの見舞いに行くからな」

「私も、私も!」


 僕は少し間をおいて、笑顔で


「ありがとう」


 そう言った。


「こんにちは」

「あら、いらっしゃい。直哉君と美樹ちゃん」

「これ、私達からです」


 直哉と美樹は色とりどりの花とフルーツを持ってきた。


「ありがとうね」


 京子先輩も少し遅れてやってきた。


「こんにちは」

「京子ちゃんもいつも悪いわね」

「いえ」

「私がいない間、京子ちゃん、凛のことお願いね」

「もちろんです」

「俺たちも付いていますから!」

「私も、私も!」

「みんなありがとう」

「凛も私の看病ばかりしてないでたまには遊びに行ったらどう。たとえば声が綺麗なのだからカラオケとか!」

「確かにその声で歌っているのを聞いてみたい。お言葉に甘えて行かないか?」


 カラオケなんて行ったことはあるが、いつも聞いているだけで自分が歌う立場になったことがないから恥ずかしい気がした。京子先輩にも言われたら行くしかないのだろうかと少し悩んでしまう。


「凛。行こうぜ。凛の声が復活した祝いで俺がおごってやるよ!」

「じゃあ私も行く!」


 直哉の誘いに美樹も乗ってきた。


「……わかった」


 僕は気が乗らないがしぶしぶ承諾した。


「じゃあお母さん行ってくるね。また来るから」

「行ってらっしゃい。あとで私にも聞かせてね」


 そういうと僕たち四人はカラオケをしに向かった。到着した。相変わらずガヤガヤとうるさく、高校生が多くいた。部屋に入ると直哉は手慣れた感じで音の調節をやり始めた。美樹もすぐに飲み物を取に向かった。僕と京子先輩はただ立っていた。


「私もカラオケが久しぶりで緊張してきてしまった」

「僕も」


 二人で苦笑いしてしまった。美樹は四人分の飲み物をとって帰ってきた。


「準備完了。最初は誰が歌う」


 直哉はノリノリであった。


「それはもちろん凛でしょ」


 やはり美樹はそういうと思った。


「僕は歌うのが初めてだし曲選びに時間かかるからあとでいいよ」

「しょうがないな。じゃあ最初は俺。いきなりエンジン全開で行きます!」

「いーねー。いーねー。じゃあ次、私。その次が生徒会長!」


 美樹と直哉は相変わらずハイテンションである。早速、歌い始めた。僕は一生懸命歌を探し始めた。いきなりラップやロックは歌えるはずがない。やはりバラードがいいのであろうか。隣に座っている京子先輩も迷っていた。


「京子先輩。一緒に歌いませんか?」

「そうだな。二人で助け合いながら歌えば何とかなるかもしれないね。それはいいのだが、いい加減京子先輩ではなく京子と呼んで。できれば敬語もやめて。彼女なんだから……」

「……わかった。京子。癖で敬語を使っちゃうかもしれないけどその時はごめん」

「わかった」


 確かに今まで先輩扱いしていた。京子からしてみたらきっと嫌だったのであろう。しかしこれでより親しみやすくなったのかもしれない。こうして二人で歌うことになった。しかし、曲選びはより一層難しくなった。僕も歌えて京子も歌える曲。僕は人気ランキング覧を見ることにした。


 すると目に止まる曲があった。その曲は映像と歌詞がとっても合っていて初めて歌で涙した曲であった。ためしにこれを歌えるか京子に確認してみた。


「これかい?確かに私も大好きな曲だが歌えるか心配だ。けど凛となら歌える気がしてきた」


「頑張ろう!」


 間もなくして僕たちの番がやってきた。

 

 直哉と美樹はさっきのテンションが嘘だったかのように静まり返り真剣に僕たちの歌を聴こうとし始めた。歌が始まった。京子は少し恥ずかしそうに歌っているが僕は歌い始めるとさっきまでの緊張が嘘のように無くなった。自分で言うのも変だが聞きなれてないせいか自分の声が別人のように綺麗に聞こえた。歌に集中しすぎて気が付くのが遅れたがいつのまにか京子は歌うのをやめていた。僕は気にせず歌い続けることにした。歌うのはこんなにも楽しいのかと思いながら最後のサビを全力で歌ってみることにした。僕は歌い切った。歌が終わると静けさがやってきた。なぜかと三人を見てみるとなぜかみんな涙を流していた。


「美樹、涙がすごいぞ」

「それはあんたもでしょ」

「本当だ…凛。お前すごいよ!こんな歌声聞いたことがないよ!」

「私、初めて歌を聞いて涙を流したよ」

「私も凛の歌に聞き入ってしまい歌うのを中断してしまった」


 僕は三人が涙を流しているのに驚いた。僕はただ歌っただけなのに。


「僕はただ気持ちがこみ上げてきたからそのまま歌っただけ。初めて歌ったけど楽しかった」


 ただ楽しかった。あとはなぜか勝手に歌っていた気がした。


「初めてでこの歌声じゃ、もし練習したらプロも夢じゃないよ!」

「プロなんて無理だよ」

「それだけの歌声だった。自信を持っていいと思う」


 みんなにそう言われると嫌な気はしなかった。


「凛。今度はこれ歌って」


 美樹が歌を進めてきた。この曲も知っている。それから先ひたすら進められる曲を歌わされ続けた。


「凛、今度はこれ歌ってほしいから勉強しといてね」


 美樹進められてばかりだが僕の歌声をそこまで気に入ってくれたのであれば嬉しい。


「生徒会長。なんか凛の歌声聞いたら気分良くなって体が軽くなった気がしませんか?」

「……確かに肩こりがなくなった気がする」


 直哉と京子は不思議と体調がよくなったようだ。僕はその逆であった。歌うとなぜか胸のあたりに違和感があった。


「大丈夫か?」


 京子が僕の背中を摩ってくれている。


「大丈夫。ただ慣れてないことをしたからかな。歌い過ぎて疲れちゃった。今日はこれで帰るね」


 その時はこの胸の違和感がなにか、わかりもしなかった。

 


 次の日の学校帰りも病院に寄った。また京子と直哉と美樹が一緒に来てくれた。

コンコン。お母さんの病室をノックした。


「はーい。どーぞー」


ドアを開けた。するとそこには看護婦がお母さんの手足をマッサージしてリハビリをしているようであった。


「あら。みんないらっしゃい」

「こんにちは」

「お邪魔します」


 今日もお母さんは元気なようであった。


「昨日のカラオケはどうだった?」

「聞いてくださいよ。凛、すごかったですよ。プロの歌手が顔負けの歌声でした」


 美樹は待っていましたと思わんばかりに喋り出した。


「あら、そうだったの。是非私も聞きたいわ」

「昨日は美樹に歌を押し付けられて大変だった。けど歌うのって楽しかった。お母さんは何歌ってほしい?」

「よし。あれを歌ってもらおう」


 なにか思いついたようである。ただ僕でも歌える曲か心配ではある。


「棚の一番上を開けてもらっていい?」


 僕は言われるがまま棚を開けた。するとそこにはCDとCDプレーヤーがあった。


「美由紀がね、暇だろうからって私が一番好きな曲のCDを持ってきてくれたの」

「これ知っている。僕が小さいころ母さんが車でよく流していたり家で口ずさんでいたりした曲だ。これなら歌えるかもしれない」

「歌詞はCDの中に書いてあると思うわ。じゃあお願いしようかしら」


 僕だけイヤホンでメロディーを聴いてみんなには声だけを聴いてもらうことにした。


 僕は一度、深呼吸してCDプレーヤーを再生した。やはりその曲は覚えていた。歌詞を見ただけで自然と歌えた。歌っていると、やはりみんな涙を流し始めた。そんな中マッサージをしていた看護婦が硬直した。


「今……手が動いた!」


 僕は母の手を見た。お母さんの手は僕の歌にリズムを合わせるように動いている。みんな涙で視界の悪い目を拭きお母さんの手を確かめた。


「本当だ」


 それは僕の見間違いではなく麻痺していて、動くはずがない手が確かに動いているのである。僕は歌い続けた。ふとドアを見るとドアが開いていたらしく外にまで歌が聞こえており通りゆく人たちに聞こえ、みんなドアの前で足を止めている。その人たちも涙を流していた。それでも僕は歌い続けた。歌がもうそろそろ終わるころにはお母さんは手だけではなく足でもリズムを取っていた。そして歌は終わった。終わった瞬間、大きな歓声と拍手が鳴り響いた。


「奇跡だわ。先生を呼んできます!」


 看護婦は慌てて病室を出て行った。


「凛。歌ってくれてありがとう。不思議と凛の歌を聴いていたら体が動くようになっていくようだわ」


お母さんは泣きながら言った。外で聞いていた人たちからも何か聞こえてきた。


「あれ。腕が痛くない!」

「私も腰の痛みがなくなっているわ!」

「俺も!」


 どうやらお母さんに起きた奇跡が外にいた僕の歌を聴いていた人たちにも影響を与えていたらしい。


「凛。あなたには不思議な力があるのかも知れないわ」


 京子の言葉に自分自身、信じがたいがこれだけ周りの人に奇跡が起きるとあながち嘘ではないのかもしれない。


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