#92 乙女達の宴
なんかへんなサブタイですが、良いのが思い浮かばなかったんです……反省
魔法演舞第一試合、第二会場。
ミサト、リラチームVSケイト、セシリアチーム。
その戦いは女性のみという華やかさと魔法使いの華やかさが相まってとても美しい試合となっていた。
『フレイムツイスト!』
リラがケイトに向かい、炎の竜巻を放つ。
だがそれをセシリアが固有魔法であるマジックホールで吸収、更にリラの頭上からそのまま返す。
『ウォーターショット!』
それをミサトがウォーターショットで止める。
だがケイトのフォレウムをセシリアがマジックホールで様々な角度で打ち出してきており、ミサトとリラは防戦一方である。
『予想以上に厄介ね』
セシリアとケイトの魔法はとても相性が良く、様々なコンビネーションでミサトとリラを追い詰める。
『まだまだ、行くわよ』
ケイトが更にフォレウムで操る植物の量を増やす。
セシリアのマジックホールを経由している為何処から飛んでくるかわからない攻撃にリラ達は受け身にならざるを得ない。
だが、その時リラが何かに気づく。
(一回全部の木がマジックホールを経由してるってことは…)
『ミサトさん!一回全部の木を凍らせる事は出来ますか⁉︎』
『リラの協力があればできると思うけど』
『私に策があります、一回お願い出来ますか?』
『了解!』
そう言うとミサトは空中に向かってウォーターショットを連射、それに合わせてリラも大量の水をファンタジアで呼び出す。
『フリーズワールド!』
ミサトの固有魔法、フリーズワールドで木にかかった水を一瞬にして氷結、一時的にだが木の動きが止まった。
『メテオブラスト!』
リラが木の間を縫って炎を纏った岩を放つ。
『無駄です!それも魔力で出来たものである以上マジックホールは貫通できません!』
そう言ってセシリアがそれをマジックホールで吸い込む。
リラの顔がほころんだのを見てケイトは嫌な予感を感じる。
そして気づく、自分達の失策に。
『止めてセシリア!それをマジックホールで受けちゃダメ!』
『もう遅いですケイトさん。ブラスト!』
リラがそう言うと、フォレウムがいきなり爆ぜた。
『まさか…マジックホールの中で爆破させた⁉︎』
その通りである。
セシリアの固有魔法、マジックホールは魔力を自由自在に出し入れできる空間を作ること。
勿論その中はつながっており、その中にフォレウムも、メテオブラストも一緒に入ることとなる。
そうすれば必然的に中で爆破したブラストメテオの威力をフォレウムはもろに食らう事となり、その結果マジックホールの外のフォレウムも被害を被る。
そして、全てのフォレウムが無くなり接近戦に持ち込めば、元本部直属の特殊部隊の副隊長であるリラに格闘戦で勝てる者は殆ど居ない。
それからはものの数分で決着が着いた。
『勝者はミサト、リラチーム!』
この結果によって次の準決勝はアキト、ジントチームとリラ、ミサトチームの試合となった。
続いて第二試合、第一会場。
オルガ、カルマチームVSエンドリア、トーンチーム。
これはなんて言うか、アキトの目から見ると可哀想であった。
出来ればアキトもオルガとは戦いたくは無い。
オルガはアキト達グラジオラスに体術を教えた教官であり、アキトが体術で勝てない数少ない相手である。(剣術ならば話は別だが)
そしてそのパートナーであるカルマも接近戦型。
相手のエンドリアも接近戦型。
そのパートナーであるトーンのみオールマイティにこなすのだが、彼の固有魔法であるミミックはこういう試合ではあまり使い所が無い。
『ソリッドウェーブ!』
エンドリアがカルマ目掛けて3つの光の玉を従えながら突進。(まあ、誰だってオルガは狙わないだろう)
トーンも一緒に攻撃の体制に入りながらもオルガへの警戒も忘れない。
『ふん、私を放置するとはな!』
オルガが自身の固有魔法、リボルトで自身のリミットを外し、恐ろしいまでの勢いでトーンに詰め寄る。
『くそっ!』
トーンはミミックでエンドリアの光を擬態する事でなんとか猛攻を防いでいるものの、軽い一撃は何発か入っている。
エンドリアもその間になんとか勝負を決めようとするが、コンバットを使うカルマの攻撃を光でなんとか防ぐものの、その間にもコンバットの能力でますますカルマの攻撃力は増す。
結局カルマの一撃で体制が崩れたエンドリアを助けようとよそ見をしたトーンの顔にオルガの回し蹴りが炸裂して決着となった。
『勝者オルガ、カルマチーム!』
尚、オルガの一撃は凄まじく、最大飛距離10mを更新し、トーンが医務室へ担架で運ばれた事を追記しておく。
さあ、魔法演舞残すはケイ、ユーマチームと???チームでございます。
魔法の予習を忘れずに!




