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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第五章 A crest and heart
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#88 星誕祭開始!

なんか最近リラのキャラが……

(ああ、またこの夢なのか……)


アキトは最近よく夢を見る。

毎回同じ夢だ、その場に生きているのはたった3人

見渡す限り炎に包まれた地獄の中にアキト達は立っていた。

忘れたくとも、もう忘れることのできない忌まわしい記憶。

そして神凪アキトという一人の少年の、罪の証。


『はぁっ、はあっ………』


息が荒い、汗で背中もぐっしょりと濡れている。

アキトは胸の動悸が収まるのを待ってゆっくりと起き上がった。

アキトは汗で濡れた部屋着を脱ぐと顔を洗い、着替え直す。


(罪の証。か……俺は一生かけて償わなきゃいけない)




【アレ】を引き起こしたのは俺なのだから。




その時、コンコココンというよく響くノックの音が鳴った。

このノックをするのはリラしかいない。


『おはようアキト起きてる?』

『うん、起きてるよ』


アキトがドアを開けると、ひょこっとリラが顔を出す。

アキトはさっきまでの思考を停止させ、リラを迎い入れる。


『お茶でも飲む?』

『えっ、いいよ気を使わなくても』

『良いんだよ、紅茶でいい?』

『うん、ありがとう』

『ミルク?レモン?ストレート?』

『あー、えっとミルクで』


間も無くしてアキトが二つのティーカップを持ってくる。


『うーん、美味しいやっぱ朝はミルクティーだな』

『本当アキトってミルクティー好きだよね』


少しの間雑談をしていると、ふとリラが何かに気づく。

今二人が座っているのはアキトのベッドの上。

そして仮にも二人は付き合っている訳で今更ながらリラは自分のした事を思い出したのだ。


(そっ、そういえば今私達アキトの部屋で二人っきり⁉︎しかもベッドの上で⁉︎)


日夜魔獣との戦いに明け暮れているとは言え、リラも十代女子。そういう事に興味がない訳ではない。

アキトはまだ気づいていない。

だからこそアキトはリラと腕が触れ合う距離で美味しそうにミルクティーを飲みながらリラと話す。

とは言えリラはもう頭の中がパニックになってしまいもう頭が真っ白である。


(ああ、ああ、アキトが近い!!!!)


いつもエントランスなどで堂々と抱き合ったりしている二人ではあるがそれ以上の事はしていない。

それどころかキスも殆どしていない。

それゆえリラは妄想を膨らませる。


ミルクティーを飲み終わり、ひと段落ついたところでアキトがリラに話しかける。


『リラ、愛してる』

『えっ、そんな、急に』

『もういいだろうリラ、我慢出来ないんだ』


そう言ってアキトはリラをベッドで押し倒す。

そしてそのまま二人は…………


(〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!)


以上妄想終わり。


『じゃあリラ行こうか』

『ふぇ⁉︎ま、まだ準備が』


先ほどの妄想をまだ引きずっているリラは思わず変な声を出してしまう。


『ん?まだミルクティー飲んでたか?ってもうないじゃん』


そう言ってアキトがリラのティーカップを覗き込む。


(ち、近いーーー!!!)


当然リラとの顔の距離も近くなる訳でリラはもう一度さっきのリラ劇場がアンコールによって上映される。


『じゃあ行こっか』


そう言ってアキトに連れ出されたものの、リラの顔の赤みは取れず、食堂にいたケイトとミサトにあれこれ質問されるリラであった。







『星誕祭??』

『そうよ、その準備が今日から始まるの』


星誕祭とは年に一度アルビレオ支部がその一年でやってきた魔法の研究と魔獣との交戦記録などを発表する祭りである。

その祭りはアルビレオの市民も総出で盛り上げ、さながら町の一大イベントとなっている。

その評判は近くでは有名で他の支部からも沢山の来訪者がやってくる。

元はシリウス同士の魔法研究を活発化が目的なのだが、出し物やイベントも目白押しで子供も楽しめるようになっている。


『それで、各部隊はそれぞれの出し物をするのと星誕祭の為の飾り付けの準備が始まるの。しかも今回からは元アンタレス支部の人も加わった上に、アキト君とリラがオル・グランクを倒したことはもう世界中に広まってるんだから過去最大となるのは目に見えているわね』


ケイトが妙にしたり顔でそう言い放つ。


今のアルビレオ支部の部隊の数はグラジオラス合わせて十。

グラジオラスは抜くとしても九である。

それだけの部隊がある支部というのは他には無い。

しかしアマリリスは星誕祭の経験者がケイトしか居ない為、こうして説明を受けているわけだ。


『それとメインイベントなんだけどね。通称魔法演舞』

『『『『魔法演舞????』』』』


アキト、リラ、ケイ、エンドリアの四人の声がシンクロする。


『うん、魔法演舞っていうのはね』


平たくいえば一年間で最も功績を挙げたアルビレオのシリウスの上位16名によるトーナメントである。

ペアをくじ引きで決め、一人でもノックダウンしたら負けというルールである。

それで優勝者には……


『なんと、1人にどんな願いも叶えちゃうぞ券をペアに一枚づつ進呈するぞ!!!』


いつの間にか乱入してきたリックスがそういった。


『リックス支部長いつの間に……』

『支部長いつもこの時期になるとハイテンションなのよね……』

『はははっ!ではサラダだ!!』


(何故サラダ……)


アマリリスに混乱を与えた支部長は風のように去っていった。

だが一人リラだけはさっきの【1人にどんな願いも叶えちゃうぞ券】が気になっていた。


(も、もしそれがあれば、アキトにあんなことやこんなことが………)


一人自分の世界に入り込むリラであった。





そして星誕祭が始まりを告げる。


今回の魔法演舞のトーナメント表とペアは当日まで分からない。

そしてアマリリスの出し物が始まった。




今此処にリラによるリラの為のアキト籠絡作戦が始まりを告げる。


なんか変な煽り文句出来た↑

どうもムササです。

間が空いてしまいすみません携帯が壊れて、どうにか直して投稿しております。


それでは皆様おやすみなさい!

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