#7 ジントとミサト
日常回と言う名前の説明回と伏線回です
『あっ、ジントさん』
アマリリスに入ったアキトは今日が初めての非番だった。
かといって特にすることも無かったのでエントランスに来たら、おなじく非番のジントに会ったのだ。
『おう、アキトか、今日は非番だからゆっくり寝てたなあ』
シリウスは一つの部隊を区切りとして休みになるので基本的に同じ部隊の人は同じく非番となる。
『昨日はケイと二人でオルバサラの討伐やったんだって?』
『はい、あれだけは絶対に負けられない戦いでした』
(アレを負けてたらと思うと…………………………考えたくないな…)
『ははっ、だろうな。ミサトの訓練は怖いもんな』
だが、アキトはそれに反応出来なかった。
それに構わずジントは話を続ける。
『いやーホント、あいつの訓練だけはもう受けたくないよ、なんつうかあの時の顔?ホント鬼だよ鬼』
『へえ、誰が鬼なのかしら?』
その言葉でジントの顔が青くなった
『おはようございますミサトさん』
『おはよう、アキトくん』
『お、お、おはようございいたしますミサトさん?』
『おはようございます、隊長殿?そうだ、隊長殿後で私に付き合っていただけませんか?新しい訓練方法を考えたんですの?』
もう、ジントの顔は青を通り越して白くなっている。
『それじゃあまた後でね?隊長殿』
『そ、そうだアキト俺の魔法を知りたくないか?』
(露骨に話題を変えたな)
だが、ジントの魔法は知っておきたいのもある。
『そうですね、知りたいです』
『だろ?知りたいだろ?まず俺の固有魔法は
グラビデウス 対象や俺の周りの重力を変化出来る魔法だ、あとは
ルビー 俺の攻撃力強化の魔法だ
アメジスト 俺の魔力を空中にとどめておける魔法だな、あとは シルガ だよ』
(なんか生き生きしてるな)
おそらくミサトのことは、もう忘れているのだろう。
『あと、俺には王の器がある』
『王の器?なんですかそれ』
『王の器ってのは古の王様が使ってたっつう凄い武器の事だ』
『なんでも使えるやつが少ないから限られた人に本部が渡してるんだと。ちなみに俺のは【No.8 戦斧 バルクーサス】って言うんだ、No.が少ないほど強いらしいぞ』
『へぇー』
(そんな凄い物があるなら俺も使ってみたいな)
『そうそう、それから前に言ってた新しい奴の話だけどな、女の子らしいぞ、お前と歳も近そうだし、アマリリスに入ることも殆ど決まってるし。いいんじゃねえの?』
アキトはそんなことはスルーして王の器のことを考えていた。
(もしかしたら俺も持ってるかもしれないんだよな)
ジントにもう少し王の器の話を聞こうとした時にミサトが帰ってきた。
と、そのときまたもジントの顔が青くなった。さっきのことを思い出したらしい。
だが、ミサトの口からは全然違うことが出てきた。
『ジント、あなた支部長に呼ばれてるわよ、またいつもの奴だって』
(いつものやつ?)
『ああ、わかった今行く』
ジントの顔はさっきとはうって変わって真剣になっていた。
『ジントさん、いつもの奴ってなんですか?』
『うーん、まだお前には早いかな?もうちょっと大人になってからな?』
じゃあな、そういってジントは支部長室へと向かっていった。
『ミサトさんは何か知ってます?』
『ええ、知ってるけどあなたには言えないわね』
(重要事項なのかな?)
それならばやめておこう、そう思ってアキトは考えるのをやめた。
『ああ、そうそう、ジントから聞いてると思うけど新しい人アマリリスに入ることが決まったらしいわ』
『そんな凄い人なんですか』
『ええ、なんでも本部の特殊部隊にいたとか、明日来るらしいし歓迎会でもしようかしら?あなたたちのもふくめてね?』
(そっか、楽しみだな)
お礼を言ってからアキトはもうひと眠りするために部屋へと戻っていった。
運命の出会いまであと一日
あと一話、あと一話です。あと一話である物語に大切な人がでてきます
最近キャラの名前が雑になってる気がします
あとだれか魔獣のいい名前があったら教えて下さい作者が考えているのですがなんかどれもこれも同じような名前になってしまって…




