#80 下等種族vs悪魔
更新遅れてしまいすみません…年末年始は忙しくて…
『それじゃあ行こう、各自作戦通りに動いて』
アキト達は正面にシリウス本部のゲートを見据えて近くにある木立に身を潜めていた。
既に魔獣は奥も見えないほど集まっており、戦闘は避けられないだろう。
『分かってると思うけどこの作戦は長丁場になる、なるべく魔力を節約して戦ってください』
『勿論私達は神器は使っちゃダメだよね?』
『うん、グラツに会うまではダメだ。だけどこの警備を突破するにはちょっと厳しい。ということで舞姫を使おう』
練器である舞姫ならば神器よりも消費魔力は少なくて済む。
それにアキトとリラの舞姫は戦闘向きの練器である。
『じゃあ作戦通り俺たちとジントさん達は直ぐに突っ切るから、この魔獣達は宜しくねケイ』
『おう!任せとけ!!』
『じゃあ行くぞ、絶対にみんなで生きて帰ろう!』
アキト達は一斉にシリウス本部のゲートへと向かって駆け出した。
魔獣は直ぐにアキト達に気付き、襲いかかってきた。
その種類はバラバラで、かなり統率されている事からもキリコに操られていることは明白であった。
〜kei〜
『よし、ここは作戦通り俺たちが食い止める、アキト達は先に行ってくれ!!』
『分かった、死ぬなよ。ケイ!!』
『おう!死んでたまるか!!』
アキト達は魔獣の統率が乱れた一瞬の隙を見て、ゲートへとなだれ込んだ、全員が無事にゲートの中までたどり着いたのを確認して、ケイは大きく息を吸った。
『さあ、かかってこいよ魔獣共、お前たちはここで駆逐してやる』
ケイはマジックボードで大鎌を創り出す、ケイは鎌の扱いには一番慣れている。何よりも魔獣の命を一撃で刈り取る事ができる鎌は今の状況には好都合と言える。
『さあ、跪きなさい、私に頭を垂れて服従の姿勢を取れ!!!!練器解放!』
エンドリアが何やら物騒な叫び声をあげながらナイツグランデを解放する。
ナイツグランデは光を放ちながら籠手へと変化する。
ナイツグランデは身体能力を上げる練器、その恩恵は解放する事で更に上がる。
『あらあら、女の子がそんな物騒な言葉遣いじゃあだめよ、もっとおしとやかにね、エンドリア?』
そう言いながらもケイトはフォレウムを発動し、戦闘体制である。
ケイトのフォレウムはあくまでその場にある植物を操る魔法である。なのでケイトは植物の種は欠かさない。
『だけどここならそんな心配は無いわね』
直ぐさま周りの木々が魔獣へと枝を突き刺す。
『フォレウムシーカ!!』
それに続けて第四部隊と第二部隊のメンバーも動き出す。
此処に後々の代まで語り継がれる戦いの火蓋が切って落とされた。
ケイは鎌の利点、その長さを生かし一振りで魔獣の首を的確に落としていく。
だが鎌は小回りがきかない、鎌を振り下ろした瞬間に死角からマラゾルがケイに襲いかかる。
『そんな弱点俺にはないんだよねー』
ケイは直ぐさま鎌を離し、テレポートを使いその攻撃を回避すると、マラゾルの頭上に転移し、マジックボードで斧を創り出し、マラゾルの頭目掛けて振り下ろした。
『ふー、やっぱジントさんみたいにはいかないなー』
ケイが一息つこうとしたその時、魔法の弾丸がケイの命を刈り取ろうと襲いかかる。
間一髪テレポートで躱したが、そんな攻撃ができる魔獣はいない。
『やあ、よく躱したね』
弾の飛んできた方向を見るとフードを被ったヒトガタがこちらへとやってきていた。
『ケイさん!大丈夫ですか?』
『ああ、大丈夫だエンドリア。それよりこいつはヤバイ』
ヒトガタがフードを外す、よく見るとヒトガタの周りには魔獣が集まっていない、わざと避けているように見えた。
『私の名前はシル、悪魔だ』
シルと名乗ったヒトガタの左腕はまるでギルオスのようであった。
シルの後ろからは沢山のヒトガタが現れる。
『我らが父の命により、貴様ら人間を駆逐する』
シルが右手と左手に銃を構える。
『この銃は王の器、我らが父から頂いた生の証』
シルが王の器をケイに向かって放つ。
『なるほど、悪魔の軍隊って訳ね、だが勘違いするなよ、駆逐されんのは俺たちじゃねえ、お前達だ!!』
『人間風情が我々悪魔を愚弄するか!所詮は人間、下等種族め!!』
『てめえらみたいな奴にはぜってえ負けねえ、勝つのは俺たちだ!!』
『言ってろ、下等種族』
ケイと、シルの一騎打ちが始まった。
ケイト達も他の悪魔と戦っている。
既に魔獣は殆ど戦闘不能であり、残すは悪魔のみとなっている。
場面が変わる時は〜kei〜みたいなものをつけますので、読みにくいかもしれませんがすみません




