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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第四章 Distance of the mind
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#71 リラの日記3

リラのキャラは優しくてアキト一筋のドジってところでしょうか?


『ふんふふー♪ふふふふー♪』


リラ・カーネリア・プレシアは軽やかな足取りでスキップをしながらアルビレオの町を散歩していた。

アルビレオなどの地域を襲っていた魔獣達の活性化も収まり、アルビレオ支部のシリウス達にも休日が戻って来たのだ。

そして今日はアマリリスが非番である日だ。

何故彼女がこんなにも上機嫌でいるのかと言うと、今日はアキトの義理の姉であるミラに料理を教えてもらう約束だからである。


少し前にアンタレスでリラがアキトに話したこと、料理の事は嘘では無いのだが本当ではない、実際に料理を教えてもらうのはなんやかんやあって今日になってしまったのだ。


(ふふー、早くミラさん料理教えてくれないですかねー?)


リラは何故か料理に絶対の自信を持っていた、元グラジオラスにも選ばれた事もあって、少しポジティブシンキングになるのが彼女のいいところでは有るのだが、今回に限ってはそれが悲劇を生むことになる。


(そしたら、『ほらアキト、あーん。どう?美味しい?』『ああ、美味しいよリラ、やっぱりリラは何でもできて素敵な奥さんになりそうだね』『やだもう、アキトったら』とか……色々………)


上機嫌でスキップをしながらきた少女がいきなり止まって、何か危険な顔をしているのを見て周りの人が少しひいたのは秘密である。


『あら、リラ早かったのね?』


そうこうしている内にミラの部屋まで来てしまったらしい、約束の時間までは早いのだが快くミラは部屋へとリラを案内した。





〜akito〜


『あら、アキト君どうしたの?』

『こんにちはレンカさん、ちょっとケイと一緒にお菓子でも食わないかと誘われまして』

『それは良いわね、エントランスで?』

『はい、俺はジュースでも持って行こうかと思って』

『そう、あんまり他の人の邪魔しちゃあ駄目よ?』

『はい、もちろんです。レンカさんも来ますか?』

『ごめんね、私達これからミッションなのよ』

『そうですか、じゃあまた機会があったら』

『ええ、その時はお願いするわ』


そう言ってレンカはガーベラのみんなとミッションへ出かけて行った。

どうやらガーベラには珍しく、討伐ミッションらしい。

アマリリスがいないので実力者ぞろいのガーベラが討伐に行くようである。


『おっ、アキト!』

『ケイか、早速始めるか』

『おう!ジュースサンキューな』

『いやいや、これくらいいいんだよ』


二人はエントランスの席を使ってお菓子をたべながら雑談を始めた。




〜mira〜


(う…うーん、ココハドコ?ワタシワダレ?)


『………っじゃなくって!』


何故か倒れていたミラが気が付くとリラがいなかった。

キッチンをみるとそこには乱雑し、使い終わった食器がある。テーブルの方を見るとそこにはリラが作ったケーキがあった。ミラが試食した物である。


『早くアキトに知らせなきゃ!』


ミラは急いでテレパスの準備を始めた。


(お願い、間に合って!!)




〜akito〜


『…でさマミがさ』


そろそろ雑談のネタも尽きてきて、お菓子もそろそろなくなった頃。

ケイの話はマミのみになっていた。

と、そこへ何やら黒い物体を持った人影が一人。


『アキト!ケーキ作ったの!食べてみて!』


リラであった。

どうやらミラに教えてもらいながら作った手作りらしい。

そう言って差し出したケーキは程よく焼けており、とても香ばしい匂いがする。


『ありがとう、リラ早速いただくよ』


(チョコレートケーキかな?)


そう思った時、


『おっ、いただきっ!』


横からケイが少しケーキを手で掴んで取ってしまった。


『あっ、全部アキトの物だよ!』

『いいじゃんいっぱいあるんだし』

『まあまあ、リラ少しくらいいいよ』


そう、リラのケーキはホールケーキであり、かなりの大きさである。

ケイがケーキを食べるのとそれが来るのは同時であった。


『いっただっきまーす!』


【あっ!アキト!リラから貰ったケーキ食べちゃダメだよ!】


(ん?何でミラ姉?)


【いいから!全部持って来て!】


(いや、でもケイがちょっと食べちゃった)


【えっ!遅かったか……】


言葉の意味を図りかねて、アキトがケイの顔を見ると、真っ青であった。


『どう?美味しいでしょ!本当は全部アキトにあげたかったんだけどアキトに免じて許してやる、ありがたく思いなさい!』


リラがドンッとケイの背中を叩くと、そのままケイは倒れてしまった。


『あらー気絶する位美味しかったの?』


(!!!ミラ姉!ケイが!!)


【ああー、遂に犠牲者が…】


(どうしたの!?)


【あの子、砂糖と塩間違っていれたうえに、牛乳じゃなくてかなり酸っぱいヨーグルト入れたのよ……】


(…………………………………………)


【だからアキトが食べる前に早く私の部屋まで!】


『じゃアキトも食べて!あーんってしてあげようか?』


といいながら迫ってくるリラはノーと言う事を許していない。


(ごめん、ミラ姉エントランスまで来て…)


ミラが最後に聞いたアキトの言葉はそれだった。




悪意が無い所が何とも…アキトはリラ大好きだから断ることなどできないですしね。



それはそうとテスト期間が始まってしまいました、また更新がおそくなります。ご迷惑をおかけします。

ですからブックマークは消さないで…

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