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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第三章 An encounter and parting
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#70 月下咆哮

第四章開始です!これで第一部終わりでしょうか?

ソルドギルワーカとの死闘から三日後、アルビレオに帰ってきたアキト達を待っていたのはいつもと変わらない日常であった。

だが変わった事が一つ。グラツ・ティーエンスやナイトローズがアルビレオ来てから国中で魔獣の活性化が確認されている。

まだグラツ・ティーエンスとの因果関係は不明だが、ナイトローズやアキト達などの人でありながら、魔獣の魔力を体に持っている者、ナイトローズが悪魔と呼ぶ者には魔獣を操る力がある事が確認されている。

確証は無いがアルビレオのシリウス達は事情を知る者は殆どグラツ・ティーエンス達の仕業と考えている。

だが、確証が無いうえにその場所があまりにも多く、広大な為アルビレオのシリウスは動く事が出来ていなかった。


『最近、魔獣の量が多く無いかー?』

『そうだね、やっぱり人為的な物を感じるよね』


アマリリスのメンバーも例外なく駆り出されており、毎日出撃が続いており満身創痍である、今は数少ない休憩時間であり、アマリリス全員で集まってほぼ愚痴の言い合いである。


『最近忙しいってオルガ教官もぼやいてたなー』

『ああ、それ俺も聞いたリラにまで聞こえるなんて相当キテるな』

『ああ、アキト耳良いもんね』

『新人の教育か……厳しいんだろうな』

『ミサトさんも一緒に駆り出されてるらしいよ』

『『うっわ、それは…………』』


アキトとケイは顔を見合わせて新人達の冥福を祈った。

何を隠そうアキトとケイはアルビレオに来たばかりの頃、ミサトにしごかれた苦い経験が有るのだ、それに元グラジオラスの教官であるオルガが加わるなど考えたくも無い。


『そう言えば最近ジントさんも見ないわね』

『なんかリックス支部長に頼まれごとをされてるらしいですよ』

『あら、詳しいわね、エンドリア』

『まあ、色々な情報網が有るもので』


そこへ出動を知らせる通信が入った。


『えっ、もうかよ⁉︎』

『最近ミッション受注性じゃ無いもんな』

『はいはい、そこの男子二人!ぼやかないでさっさと支度しなさい!!』

『『はーい』』

『そういう所は息ビッタリですよね…』


もう受注性にしていると間に合わないのだろう、それ程魔獣が多くなってきた。


『それじゃあ、行くぞ』










〜押し寄せる波〜 周辺地域の魔獣の殲滅


『うっわ、数多っ!』

『一つの部隊に任せる数じゃありませんよ……』

『今日はこれで終わり…だよね?……』


指定された場所はアルビレオの北東に少し進んだ所にある草原である。

その場所を一望できる崖の上から見下ろすと大小様々な魔獣がいた。


『ミラ姉、もう近くに魔力反応は無いよね?』


【うん無いよ、今日はこれで終わり】


『よし、じゃあさっさと終わらそう流石に疲れた』


そう言うとアキト達は崖から跳んだ。






『まだまだぁ!』


アキトはブリューナクを振るい、二体目のオルバサラを屠る。

戦闘開始から約15分、そろそろ魔獣が両手を使えば数えられる程になってきた。

アキト達はばらばらになって各個撃破の体制で戦っていた。

それでも誰もがかすり傷程しか負っていない程強くなっていた。

そして最後の一頭となる。


『お前で最後だ、と言っても通じないだろうがな』


アキトは最後の一頭であるギルオスにブリューナクの剣先を向ける。

ギルオスは電気をアキトに向かって放つ、それをアキトはブリューナクで叩き切った。


『聖焔七式 七之太刀 七陣現身!!』


断末魔をあげギルオスは絶命した。


『よっし、終わりっ!』

『ああーー!!疲れた〜アキト癒して〜』

『よっ!バカップグェシ⁉︎⁉︎』


全く後ろを見ないリラの裏拳がケイの顔面にクリーンヒットする、そのまま綺麗にケイは後ろへ倒れ込んだ。


『全く…少しは学習した方がいいわよ?』


そのままアキト達は笑いながらアルビレオへと帰投した。








〜ポールスター シリウス本部〜


『ふむ、そろそろノアの箱舟計画も大詰めだな』

『魔獣共はそろそろ止めないとノアの箱舟計画に使う分が残らないかと思いますが』

『そうだね、キリコそろそろ魔獣の暴走は止めていいよ』

『了解でございます、お父様』

『さあ、私は演説の準備をしようかな、アルド奴は何処へ行った?』

『それが……アルビレオの方角へと』

『そうか、少しでもアルビレオにダメージを与える事を願うばかりだな』

『奴にそこまで期待するので?またガイアの様になるのではないのですか?』

『まあそれでもいいのさ、神凪 アキトの心が削れれば暴走の可能性も見込めるしね』

『了解です』

『それではお前たちもナイトローズの用意をお願いするよ』

『『はっ、全てはお父様の為に』』



フハハと言う笑い声を残し、グラツは闇の中へと消えた。


『さあ、やるぞキリコ』

『ええ、私達にはお父様しかいないのだから』

『ああ、そうだ。お父様に万が一が有ってはならない、その為の我々ナイトローズだ』

『分かっている、全てはお父様とノアの箱舟計画の成功だ』










〜アルビレオ郊外の見張り番〜


『ん?何か今飛んでいなかったか?』

『何言ってんだお前、何も見えないぞ』

『そうか、でも見たんだギルオスみたいな奴が空を飛んでいるところを』

『バカか?お前、ギルオスは空飛ばねえよ』

『はっ、そうだよな』

『疲れてんだよ、お前』


だが、彼の言うことは間違っていなかった。


鋼鉄の翼を持った獅子が、月に向かって吼える、その大きな二つの瞳は真っ直ぐにアルビレオを見ていた。


前書きでさらっと言いましたが第一部で終わらせるつもりはありません、第二部の構想ももうあったりして…

趣味ですのでたとえ誰も読まなくても書きたいのです、はっきり言って自己満足です、良かったらお付き合い下さい、これからもよろしくお願いします。

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