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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第三章 An encounter and parting
69/121

#65 運命の女神は誰の物に

最近不定期ですみません

『第二部隊は魔力の回復を優先!怪我人は医療室へ運べ!』


アンタレス支部の支部長室にアキトの指示が飛ぶ。

既に第二部隊は半壊、戦えるのはケイやエンドリア、セシリアなどの数名だけである。


『ケイのテレポートでソルドギルワーカを遠くに飛ばせないの?』

『そりゃあ無理だなエンドリア、そんな事したら魔力切れで一気にダウンだ、下手すりゃ死んじまうし、数センチしか動かせねぇよ』


ケイの固有魔法 テレポートは移動させる物の体積と質量で消費する魔力量が決まる、マラゾルなどの小型ならともかく、ソルドギルワーカの様な超大型種を移動させるのは仮にケイが百人居ても不可能である。

ケイよりも魔力が多いアキトやリラでも百人でギリギリだろう。

それでもソルドギルワーカを動かせるのはたったの数百メートルである。

そして今は無駄な時間を過ごしている時間は無い。


続いて投入するのはカルマ率いる第三部隊である。



『よし、じゃあそろそろ出るぜ』

『ああ、頼んだぞ…………いや!待て!!ソルドギルワーカが何している!あれは………魔力を集めている?』


アキトが視界に捉えたのはソルドギルワーカが口を大きく開け、アンタレスの方を向いたまま静止している姿であった。


『!!ヤバいアキト、ブレスだ!!』


リラが叫ぶと同時にアキトもその事に気付いたらしい、ブラックボックスからブリューナクを取り出し、サファイアを足に纏って飛び出した。

それに一拍遅れてリラもヴァルキュリアを持って飛び出した。


残ったカルマ達はカルマ達数名を除き何をするでも無く右往左往していた。


『落ち着けみんな!取り敢えず下に下がれ!下なら少なくとも防壁がある!』


その声で我にかえったのだろう、みんな一斉に下へと降りていった。


(だけど、恐らく防壁なんて役に立たないだろう、頼むぞアキト、止めてくれ)








アンタレスを取り囲む防壁の上に立ったアキトとリラはソルドギルワーカを見つめていた、ソルドギルワーカは今にもブレスを撃ちそうであった。


その後の行動はあらかじめ用意していたのかと疑う位息が合っていて、それでいて的確であった。


『古の王より我に仕えし聖焔剣ブリューナクよ、汝に命じる、我が身を捧げる、我が意思の為に汝の全ての力を解放せよ、神器解放 聖焔剣ブリューナク!!』


『古の王より我に仕えし光弓ヴァルキュリアよ、汝に命じる、我が身を捧げる、我が意思の為に汝の全ての力を解放せよ、神器解放 光弓ヴァルキュリア!!』


二人は同時に神器を解放すると、アキトは目にも止まらぬ速さで防壁の下に降り、リラはヴァルキュリアを構えた。


それと同時にソルドギルワーカがアンタレスに向かって風のブレスを撃ちはなった。


『絶対に止めてみせる!!此処は通さねえ!!聖焔七式 破之太刀 嵐ノ如キ龍ノ息吹!!』


アキトはソルドギルワーカの放ったブレスの下から斬撃を同時に飛ばし、上へと軌道を逸らそうとした。


『それた!けど…まずい俺たちの居る支部の支部長室には当たる!』

『スプレッドメテオ!!』


だがリラの放った矢が上へとそれたブレスを更に右へと逸らす。

それによってアンタレスには無傷である。


『くっ、だけど結構魔力喰っちまった』


アキト達にとってもソルドギルワーカのブレスを逸らす事は容易で無く、全快だった魔力が一気に半分以上もっていかれてしまった。


取り敢えずブレスを防いだアキト達はアンタレスへと戻った、ソルドギルワーカも魔力の回復の為に動いていない。


『ありがとうアキト、リラ!済まないがやっぱり二人が居ないと無理らしい、後で出てくれ、だけど今は俺たちに任せとけ必ずお前達が魔力を回復出来るだけの時間は稼ぐ!!』

『ありがとう、カルマ』

『じゃあ作戦変更だ!動ける第二部隊のメンバーと治療にあたっている第一部隊のメンバーは第三部隊と共に出撃、アキト達が魔力を回復する時間を作る!いいか死ぬ気でやるぞ!!』






アキト達が魔力を回復する前にソルドギルワーカがアンタレスの攻撃を跳ね除けアンタレスを崩壊させたらソルドギルワーカの勝ち、その前にソルドギルワーカを倒せればアキト達の勝利である。


運命の女神が微笑むのは誰なのか、その微笑みは何をもたらすのか、全ての答えは数時間後立っている者のみ知ることが出来る。

うーん、最近頭の中の戦闘が言葉に出来ない…自分の語彙の無さに嫌気がさします

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