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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第三章 An encounter and parting
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#63 アキトの作戦

アキトの仕切りっぷりは健在です

二日後アンタレスにアキトとリラの神器を持ってケイとケイトがやって来た。


『ようアキト!持ってきたぜブリューナク!』

『うん、ありがとうケイ』


久しぶりの友との再会を喜んでいる場合では無い、アンタレスにソルドギルワーカが来るのは明日である。


『じゃあケイ達も来た事だし全体ブリーディングを始めます』


アキトはエントランスにアンタレスの全員を集めてブリーディングを始めた。


『まず命令は一つ、誰も死なずにアンタレスを守り抜く事、そこでこのミッションには時間が掛かると予想されます、なので戦力の分散はあまり得策では無いですが全員疲弊して誰も戦えなくなった所を攻撃されたらひとたまりもありません、なので戦力を三つに分けます』


アキトのプランはソルドギルワーカとの総力戦は時間が掛かる、もしかしたら夜通し戦う事になるかもしれないので。


『一つの部隊が戦っている間他の二つの部隊は魔力と体力の回復に専念します』


仲間を失う事を極端に嫌うアキトらしい作戦であった。

もし部隊に損害がでた場合、すぐさまその部隊は撤退、そして魔力と体力の回復した部隊を投入、その間に負傷したシリウスを回復して、他の隊員も魔力を回復する、ローテーションである。


『もし、アンタレスに残る戦力だけでは回しきれない場合、アルビレオから増援を送りますが、その間全力で守り切らねばなりません』


そう、アキトの作戦はソルドギルワーカが休戦しない限り、アンタレスもソルドギルワーカも全く休めない、傍目から見ればソルドギルワーカの方が圧倒的に不利だが、追い詰められるのも時間の問題である。


何せアキト達には決定打が無いのだ。


『だから出来れば神器を持っている俺たちは分散させたい所ですがあえて分散させません、俺たちが一気に叩きます』


いま現在アンタレス側に残っている王の器はアキトのブリューナク、リラのヴァルキュリア、それに


『それと、カルマ、お前には渡したい物がある。ケイ、持ってきてくれた?』

『ああ、バッチリだぜ!』


そう言ってアキトがカルマに渡したものは


『それは王の器、マカツカゼだ』

『おい、これって、お前の仲間の大切なものじゃ』

『いいんだ、使ってくれ、ハルもそれをきっと望んでる』

『ああ、分かった……ありがとう』

『じゃあ部隊分けを発表する、第一部隊は隊長神凪アキト、副隊長リラ・カーネリア・プレシア、第二部隊は隊長椿ケイ、副隊長エンドリア・グレイス、セシリア・フルレイン、第三部隊は隊長前鳥カルマ、副隊長ケイト・シュライデン、ルーシャ・シルフォーニア、最初はケイ、行ってくれるか?』

『ああ、任せとけ!』

『無理はするなよ』


基本的にこの戦いは迎え撃つ事になる。

なので撤退が容易であり、地形的な有利もある。

更に、この戦いはソルドギルワーカの討伐が目的では無い、撤退させれば良いのだ出来れば討伐が望ましいが要は都市部から遠ざければいい。


『恐らくソルドギルワーカが来るのは明日だろう、それまで各員体をきっちり休めろ、以上解散!』


その一言でブリーディングは終わった。


『やっぱアキト良い仕切りっぷりだね』

『まあグラジオラスのお陰だな』

『やっぱ経験って大事だねえ』

『まあな、その点今回の戦いは経験が全く無い、調べられたのは奴が風を使い、ブレスがとても強力で、体が大きく堅いっていう事だけだしな』

『まあ、アキトなら大丈夫、大勝利間違いなしだよ、なんたって私が惚れた最強のシリウスだからね』

『ありがとうリラ、さあ俺たちも休もうか』

『うん!あ、でもちょっと訓練室寄ってかない?』






その日アキトとリラの訓練室は立ち入り禁止となり、中からは凄まじい轟音が一回聞こえて二人が出てきた。

心配したアンタレスのシリウスが事情を聞くと。


『秘密、これで明日は安心かも、やっぱアキトは凄いね!』

『リラのも凄かったよ?』

『えへへ、ありがとう、でもあれはアキトじゃ無いと使えないっぽい』


よく分からないが、どうやら中を見てみると何が有ったのか判別出来ないほどある一部の床が抉れていた。









そして決戦の朝を迎える。


ブレスって凄いですよね、どうやって出してるのか、風のブレスとか口の中からっからになりそうですよね

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