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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第三章 An encounter and parting
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#62 陸の皇帝

やっと国の名前が出ました!

アキトとリラはそれぞれ舞姫を構えた。

ゾアギラエスは二人に狙いを定めると、氷弾を撃ち出した。


『いくよ!舞姫!』


リラの持つ紅い舞姫の能力は相手から放たれる魔力を受け流す事。


リラは蒼閃扇舞姫を構え、氷弾を全て斜め後ろへ受け流した。


ゾアギラエスは二人に氷弾が当たらない事が分かったのだろう、ゾアギラエスは氷を纏い、二人に突っ込んできた。


それはさながら氷を纏った一つの弾丸のようである。


アキトとリラはそれを避け、アキトは舞姫を数回振るった。

ゾアギラエスは通りざま、冷気を発生させたが、それもリラが受け流した。


アキトの持つ蒼い舞姫の能力は送った風に自分の魔力を混ぜて風を送る事。


通り抜けたゾアギラエスにアキトが指を鳴らすと、ドォンと言う音が響き、ゾアギラエスの体が爆発に包まれた。

アキトの魔力を混ぜた風が空気としてゾアギラエスに付着し、指を鳴らす事で爆発したのだろう。


ゾアギラエスは沈黙して、絶命した。


アキト達はゾアギラエスに近寄るとあるものを発見した。


『これは……俺たちとの戦闘で付いた傷じゃ無い?』


ゾアギラエスに付いていた傷、それは何か硬くて大きな物に何回もぶつかったような傷だった、勿論そんな傷がアキト達との戦闘で付くことは無い。


『とりあえずアンタレスに戻ろう、エンドリア達も医療の人たちに診せなきゃ』

『ああ、そうだな、支部長にも報告しよう、念の為にアルビレオにもな』


そして、アキト達はアンタレスに戻って行った。

だが、アンタレスに戻ったアキト達を待っていたのはオルガだった。


『オルガ教官⁉︎どうしたんですか?』

『まずいぞお前たち緊急事態だ』

『何か有ったんですか?』


アキト達の声も真剣になる。

教官であるオルガがアンタレスに来るなど本当の緊急事態であろう。


『東の森の砦が壊滅した』

『『!!!』』

『恐らく今アンタレスを襲っている魔獣の原因はそれだと思われる』

『何が有ったんですか?』

『恐らく……今世界に二種類しか確認されていない超大型、陸の皇帝の異名を持つ魔獣、ソルドギルワーカだ』


今度こそアンタレスの面々は言葉を失った。


超大型種とは、陸の皇帝と呼ばれるソルド ギルワーカと空の帝王と呼ばれるアジ ラスパーダしか確認されていない大型種よりも更に大きな魔獣である。


その力は小さな都市では総力を上げて迎え撃っても一晩と保たないだろうと言われている

だが古代種よりも個体数が少ない為殆ど都市部に接触することは無い。

だが、現存する記録の中で一回だけある一つの都市が超大型種と戦った記録があるが、その結果は大敗、その都市は一夜して崩壊、まだシリウスの出来ていない時代の事の為はっきりとした事は言えないが、その時代でも魔法はあった。


『ソルドギルワーカですか、アンタレスに向かっているのですね?』

『ああ、そのまま放置すればアンタレスどころか、アルビレオ、更にこの国、コルノスティ王国の首都であるサウサンクロノスにも被害が出るだろう』

『アルビレオには誰が?』

『ああ、私はケイと二人で東の森の砦へ行ったのだが、そこの有様を見て、直ぐに戻って来たんだ、アンタレスには私が、アルビレオにはケイが今伝えているだろう』

『到着予想時刻はいつ頃ですか⁉︎』

『確かな事は言えないが、足跡から言って後三日ほどだろう』

『三日…』


三日で他の支部に応援を呼ぶのは不可能である。


『本部に応援を要請しよう!』


アンタレスの誰かが叫んだ。


『いや………それは…恐らく無理だ』

『何でですか⁉︎本部なら間に合います!』

『では真実を告げるが、シリウス本部は当てに出来ない』


アキトはグラツの真実を告げた。


『そんな………』


アンタレスは絶望に包まれた。

そんな中アキトやリラ、エンドリアなどのアルビレオのメンバーとカサブランカのメンバーは希望を捨てていなかった。


『オルガ教官、俺たちの神器は間に合いますか?』

『ああ、ウララは間に合うと言っている』

『ならアマリリスのメンバーを全員アンタレスに召集します、ですが他のメンバーとジントさんとミサトさんは一応アルビレオに残しておいて下さい、アンタレスでソルドギルワーカを迎え撃ちます』

『分かった、では私はアルビレオに戻ろう、今お前が言った事を伝えてくる』

『お願いします』


オルガは早足でアンタレスを出て行った。

そしてアキトはアンタレスのメンバーを向き合った。


『いいかよく聞け!今俺たちは未曾有の危機に立たされている、だが俺たちは罪なき市民の最後の砦だ!俺たちがやらなければアンタレスに住んでいるみんなはどうなる!俺たちが戦えば救われる命も有るはずだ!お前達に戦う意思があるならば俺に付いて来い!絶対に俺はソルドギルワーカを止める!たとえ一人でもだ!!』


その言葉は他のどんな言葉よりも雄弁であり、真っ直ぐだった。

よってその言葉は下を向いていたアンタレスのシリウスの心を前に戻すのに響いた。


『さあ、今俺たちに出来ることをやろう、絶対に此処は死守するぞ!』


アンタレスの士気は最高まで高まった。


今総力戦が始まる。


『さあ行こう狂乱と絶望のその先へ!』

狂乱と絶望とはパンドラの箱を意味しています、パンドラの箱の最後の中身は…知ってますよね

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