#60 古代魔法
今回は会話が多めです
アキト達がアンタレスに来て日々感じている事それは、
『やっぱ人手が足りないなー』
圧倒的な人材不足であった。
アキト達がが何回もミッションに出撃しても、1部隊だけで1日に3回はミッションに出撃しているのだ。
更にアンタレスはアルビレオに比べシリウスの絶対数も少なく、その為部隊の数も少ない、更に部隊を構成する人数も少ないのだ。
更にその生活が次の日も続く。
そしてシリウスの仕事は魔獣と戦うだけではなく、居住区の人々へ配る物資の運搬や、その他の書類仕事など多岐にわたりアンタレスのシリウスに休む暇は無い。
『エンドリアでも連れてくる?』
『うーん、そうだなまだ一応新人の部類には入るけど充分実力もあるし、他の支部での戦いも経験しておいた方がいいかな』
『じゃあ早速アンタレスの人に通信機貸して貰ってオルガ教官に話してくるね?』
『いや、俺も行くよ、やっぱり最近シルガの調子が悪い』
『やっぱり?私もアポートの調子が……』
『じゃあ行こうか』
アキトとリラはオルガと話す為にアンタレスの通信機を借りに行った。
『ふむ、エンドリアをか』
『はい、アンタレスは思いの他状況が悪くて、増援が欲しい状況ですし、いい経験にもなるかと』
『ふむ、そうだな、よしいいだろう、まあと言っても本人の意向も聞かねばな、少し待っていろ』
数分後エンドリアを連れて来たらしい。
『私で良ければいつでも行きますよ』
『本当⁉︎わかった待ってるね』
『はい!リラさんの頼みならいつでも!』
『それでオルガ教官、最近シルガの調子が悪いんですよ』
『あっ、そうなんです私もアポートの調子が悪いんですよ』
『魔法の調子が悪い?魔力を使っていないのでは無くか?』
『はい、いつもと同じ魔力を使ってもいつもの半分も強度がありません』
『ふむ……少し待っていろ、確か昔の文献にそんな事が書いてあった様な気がする』
またも数分無言が続く。
『おお、あったぞ、ふむ、なるほど結論から言うとお前たちの魔法が変化しているんだな』
『魔法が変化?一度覚えた魔法は忘れられない筈ですよね?』
『ああ、普通はな、お前たちは既に神器の解放をしている、そうだな?』
『はい』
『それは神器との信頼関係がかなり高い事を意味している、それで簡単に言うならば神器が適格者を護ろうと、古代魔法を与えたんだな』
『『古代魔法?』』
聞いたことの無い言葉である。
『古代魔法、所謂エンシェントスペルだ、古代の時代に強力過ぎた為にバイブルに会得方法のみを残し、過去の遺物となった魔法だ。本来ならばバイブルを使うしか会得する方法は無いのだが、どうやら神器にはそれぞれに一つづつ古代魔法が備わっているらしいな』
『それが俺のシルガやリラのアポートを変化させ古代魔法にしている、そういうことですか?』
『ああ、そういうことだ。まあ恐らく変化が終われば自然と使える様になるだろう、最近ウララが煩いと思っていたがこの事だったのか』
『ああ確かに前にそんな事言ってましたね』
『ふむ、それでアンタレスの魔獣大量発生の件だが、今アルビレオやアンタレスの東に位置する森から魔獣が来ている事がわかった、それで今度忙しくない時に連絡を取ってみようと思う、もしかしたら本部が意図的に止めているかも知れんからな』
『ありがとうございます』
『ああ、礼はいい、そっちも頑張れよ』
『はい、ありがとうございました』
そう言ってアキトは通信を切った。
『じゃあ早速古代魔法の特訓でもする?』
『そうだね、今日は魔獣もそんなに多く無いし少しくらい時間もあるでしょう』
そう言って二人は訓練室へ駆けて行った。
それから数日後エンドリアもアンタレスに合流し、魔獣の討伐も比較的楽になってきた。
まだ、陸の皇帝の事は誰も気づいていない。
アルビレオとかが属している国とか早く出したいんですけどね〜
機会がないんですよ、名前だけでも後書きとかに書いてしまおうかな?




