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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第三章 An encounter and parting
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#59 災厄の序曲

昨日はすいませんでした

『起きて、アキト、朝だよ』

『ううー、ありがとうリラ。今起きるよ』


今日もいつもと変わらない1日が始まる、いつもと違うのは場所がアルビレオでは無く、アンタレスということだ。


アキトとリラが朝食を食べに食堂へ行くとカルマやルーシャ、セシリアがいた。


『やあ、おはようアキト、リラ』

『うん、おはようカルマ』

『眠そうですね、大丈夫ですか?』

『大丈夫、大丈夫アキトはいつでも朝はこんな感じだから』


その言葉に場が和む。


『そう言えばさ、アキト達はアルビレオから来たんだよな?』

『うん、そうだよ?』

『じゃあさ、アンセムはどんな感じ?』

『えっ…えっと…』

『もしかしてついてけて無い?』

『いや、その…』


リラはきちんとした受け答えが出来てない。


『いいよ、リラ、俺が話す』


そう言ってアキトはカルマの方へ向き直った

場の空気が変わった事を理解し、カルマ達もいやに緊張感のある空気になっている。


『ごめん、アンセムは護れなかった』


アキトはそう切り出すと、その時の話をした。


『……それでガイアっていう俺の昔の仲間が操られている魔獣がアルビレオに襲ってきた』

『待って、アキトそれ以上は……』

『いいんだリラ、こいつらには知る権利がある、それにグラツの事もちゃんと考えてくれるさ』

『グラツ?グラツってシリウス本部長のグラツ・ティーエンスか?まさか、そんな大物が……』

『……というわけでアンセムは護れなかった、全部俺の責任だ』

『いや、いいんだよアキト……だから顔を上げてくれ』

『すまなかった、アンセムを護れなかった』

『だから良いんだって、あいつは笑って逝ったんだろ?充分幸せだったと思うよ。だからアキトも自分を責めるのは止めてくれ』

『そうですよ、アンセムをありがとうございました』

『あいつはいい奴だったでしょう?あいつが決めた事です、だから良いんです』

『ありがとう、カルマ、ルーシャ、セシリア…』

『にしても、グラツは許せないな、アンセムばかりか全人類を巻き込むとは』

『大丈夫です、私達は少なくともグラツに屈したりはしません』

『ありがとう、でもカルマ達までこれに関わることは無い、俺たちで片付ける』

『まあまあ、俺たちも頼ってくれよ、まだアンセムの事で引け目があるならアンタレスで手伝ってくれてるから平気だよ、まあ、このイライラをさっさと魔獣にぶつけるか?』

『そうだな』

『じゃあ、またよろしく頼むよ?アキト』

『ああ、任しとけ』



そうしてアキトはミッションに出掛けた。




〜交差する牙〜 ギルオス二体とその周囲のマラゾルの討伐



『アトミックブレイザー!!』


アキトはマラゾルを焼き尽くす、ミッション開始から10分が経つが、一向に数が減っている様子が無い。


『ギルオスのお出ましだ!』


カルマが叫ぶ、確かにその先にはギルオスがいた。


『よっしゃ、ここは女子組に任す、頼んだよリラ!』

『わかったよ!アキト!そっちも頑張って!』

『ありがとう、じゃあ俺たちはギルオスだ、行くぞカルマ!』

『おう!一気に叩こうぜ!』


アキトとカルマはギルオスに向かって走り出した。

今いるギルオスは一体、直ぐに片付けられる。


『いくぜ!コンバット発動!』


カルマは自身の固有魔法コンバットを発動、コンバットは対象を殴る、蹴るなどの攻撃を加えれば加える程に自身の攻撃力が上がる魔法である。


一気に5回ほど殴りギルオスを怯ませる。


『いけぇ!アキトぉ!』

『ブラストスフィア!』


アキトは手から火球を投げた。

それは投げられたままの速度でギルオスに飛んでいく。

その間にもアキトはブラストスフィアを投げ続ける。


ギルオスの体にブラストスフィアが届いた時、アキトが指を鳴らすとブラストスフィアが爆発した。

更に次のブラストスフィアも、更に次もというようにギルオスの体が見えなくなるほどに爆発がギルオスに襲いかかる。


『トドメだ!アトミックブレイザー!』


アキトはアトミックブレイザーを撃ちギルオスを焼き尽くした。

その間にリラ達もマラゾルの軍団を片付けていた。


『さあ、あと一体、さっさと片付けるぞ!』








アキト達がギルオスと戦っているその時。


アルビレオやアンタレスの東には誰も立ち入らない深い森がある。

そこには沢山の魔獣の巣があり、立ち入ることは禁忌とされていた。


そこから人々のいる都市部を護る為の砦があった。

そこの周りを巡回していた兵士が何かの音に気づいた。


『ん?何か聞こえないか?』

『本当だ、魔獣の足音?』

『いや、にしては大きい、魔獣同士戦っているんじゃ無いか?』


だが、その音はどんどん近づいてくる。


『いや、何かが近づいてくる!』


木のなぎ倒される音が響く、木の上から首だけが覗き出した。


『あれはまさか、至急各支部に連絡!!魔獣の襲撃だ!あれはやばい!!超大型だ!!』


森の中から現れたのは今世界に二種類しか確認されていない、超大型種、陸の皇帝の異名をとる、亀のような形をした魔獣、ソルド ギルワーカである。


『くっ!真っ直ぐ都市部に向かっている、総員戦闘準備!直ちに各支部への連絡も忘れるな!!』








だが、ソルドギルワーカは止まらず、各支部への連絡の前に砦は潰れた。




ソルドギルワーカの向かう先にはアルビレオやアンタレスがある。




災厄が近づいてくる。



特にソルドギルワーカは魔法を使わず、突進だけで砦を破壊しました


なんか怖いサブタイですよね

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