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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第三章 An encounter and parting
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#56 破之太刀

時に、オルレマイオスとはサソリの様な形をした巨大な魔獣である。


六本の足を持ち、二本のハサミの様な器官がある。

そしてそのハサミ状の手を巻きつけることで槍の様な貫通力を生み出すのだ。


そしてオルレマイオス亜種の二本の手が割れた。


『やばい!何かしてくるぞ!』


それは余りにも早かった。

アキトがサファイアで近くに寄った瞬間、オルレマイオス亜種は二本の前足のハサミ状の手を開き、魔力で出来た電気の玉をリラやエンドリア、トーンの場所に撃ち出した。


基本的にオルレマイオスは視力が良くない、が聴力が異常に発達している、

恐らく近づいてくる音に気がついたのだろう。


『そんなの食らわないよっ!』


リラとエンドリア、トーンは後ろに下がることで電撃を回避した。


『反撃だ!くらえ!スプレッドシャイン!!』


リラがヴァルキュリアを構え、弓を放った、そしてその弓は空中で拡散しながら飛んで行った。


『こっちも忘れてもらっちゃあ困るね!』


アキトがブリューナクでオルレマイオス亜種の足に斬りかかる。、


『ギラァァァァァァ!』


オルレマイオス亜種にアキトとリラの波状攻撃が重なり、オルレマイオス亜種は悲鳴をあげた。


『まだまだ!!』


ケイがオルレマイオス亜種の背後から、マジックボードで作った鎌を構えて、オルレマイオス亜種の背中に振り下ろす。


『私だって!!』

『粉々にしてやるぜぇ!』


エンドリアは自身の練器、ナイツグランデを発動、身体能力を底上げして、オルレマイオス亜種の足にルビーで強化した一撃を叩き込む、

トーンはミミックを発動して、近くの岩に手を当てると、自身の右手を岩に変え、そのまま石として撃ち出した。


全ての攻撃をまともに喰らい、オルレマイオス亜種が膝をつく。

が、オルレマイオス種に特有の驚異的な再生能力は残っているらしい、全ての傷がみるみる内に回復していく。


『くっ、やっぱり再生するのか……』

『アキト!神器の解放を!』

『そうするしかないか……よし!いくぞリラ!!』


二人は詠唱を始めた。


『古の王より我に仕えし聖焔剣ブリューナクよ、汝に命じる、我が身を捧げる、我が意思の為に汝の全ての力を解放せよ、神器解放 聖焔剣ブリューナク!!』


『古の王より我に仕えし光弓ヴァルキュリアよ、汝に命じる、我が身を捧げる、我が意思の為に汝の全ての力を解放せよ、神器解放 光弓ヴァルキュリア!!』


アキトの体をブリューナクの焔が、リラの体をヴァルキュリアの光がそれぞれ包んでいく

今、此処に初めて神器解放した共闘が始まる。


『煉獄の焔よ、我が障害を焼き尽くせ、プロミネンスナパーム!!』


アキトは上空高く舞い上がると、右手に魔力を集め煉獄の火球を創り出し、オルレマイオス亜種に投げ落とした。


『戦乙女の光よ、我が障害に断罪の光を、ホーリーストーム!』


リラは地面に立ち右手と左手を構え、そこから光の刃をまるで暴風雨の如き強さと量でオルレマイオス亜種に向かって撃ち出した。


二人の魔法は神器を解放した事による恩恵をうけたさながら神器と適合者の合体魔法の様なものである。

その二つの魔法はオルレマイオス亜種の体を焼き尽くし、刻み尽くす、


それでもオルレマイオス亜種は傷を癒している、どうやらオルレマイオス亜種は電撃と再生能力に特化した個体らしい、通常種程の機動力と貫通力は失ったものの、近接戦闘から魔法戦闘に切り替わった感じである。


だが、それを黙って見ている訳では無い。


ケイがエンドリアの右手にマジックボードで刃を付け、テレポートでオルレマイオス亜種の傷の癒えていない尻尾部分に転送する、トーンがミミックで岩を纏い、エンドリアの右手にも纏わせる。

エンドリアがナイツグランデで強化された身体には能力を全開まで使い、ルビーで強化した右手でオルレマイオス亜種の尻尾を殴った、するとその部分が爆散した、エンドリアの魔法、ブラストフィストである。


『ギガァァァァァァァァァァァア!!』


『今だよアキト!トドメを!!』


リラが叫ぶと同時にアキトがブリューナクを構え、トドメを刺す体制にはいる。


『これで終わりだ、聖焔七式 破之太刀 嵐ノ如キ龍ノ息吹!!』


アキトがオルレマイオス亜種に向かってサファイアを纏い高速でブリューナクを振る、するとそこから焔の斬撃が嵐のように撃ち出され、オルレマイオス亜種の体を包んでいく

それは五月雨よりも速く、大きく、そして多い。


オルレマイオス亜種は傷を癒す暇も無く、絶命した。


『よし!ミッション完了!』

『やったね!アキト!!』

『これでお前らは正式にアルビレオに配属だな』

『『はい!ありがとうございます!ケイさん!』』

『じゃあ、こいつのサンプルだけ持ってアルビレオに帰ろう』

『今日はパーティーしないとな!エンドリアとトーンのお祝いだ!』

『ケイがパーティーしたいだけじゃね?』

『バレた?』


こうして新しい脅威を退けた一行は一路アルビレオへと帰って行くのだった。

ヴァルキュリアって戦乙女であってますよね?

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