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聖焔の軌跡 〜Miracle Lucas〜  作者: ムササ
第三章 An encounter and parting
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#46 流星

〜第三部隊〜


『我々の責任はアルビレオの町に入って来ようとする魔獣どもを完膚なきまでに叩き潰すことだ、各自気を抜くな、我々が最終ラインだ!』


第三部隊の隊長であるオルガがブリーディングを行った。


【ギルオスが来ます!数は三体です!】


『よし、行くぞ!』


第三部隊はオルガ、ラクド、コリス、ユーマ、ユズキの五人である。


『ギラァァァァァァ!』


『さあ、私の力、見せてくれる!』


オルガは詠唱を始めた。


『古の王に仕えし俊敏なる籠手の魂よ、我が意思に応え、その力を我が身に宿せ、いでよNo.20 妖精の籠手!!』


オルガの両腕に付いた籠手が光を放つ。


『凄い、あれがオルガさんの王の器…綺麗…』


オルガが先頭のギルオスに向かってサファイアを纏い突進する、ギルオスが放電をしてオルガの動きを止めようとする。

他の二体は左右に分かれ、コリス達に襲いかかってきた。


『無駄!そんな事で私を止められると思っているのか!』


オルガがルビーを纏った右腕でギルオスを殴ると、ギルオスは吹き飛んだ。


『なっ!?!?!?!?』


ギルオスは後ろの岩に激突した。


『私の妖精の籠手は触れた物を吹き飛ばす能力、例えどんな重い物でも、ルビーと籠手を使えば吹き飛ばせる』


オルガはサファイアを足に纏うと、裏拳の要領で、吹き飛ばしたギルオスを地面に叩きつけた。


『あれが、グラジオラスのオルガ教官』


コリスやユーマ達も二対一なので、優勢である。


【マラゾルの群れが来ます!】


『ラクド!そっちは任せた!マラゾルは私に任せろ!』

『正気ですか⁉︎五十体程いますよ?』

『やっと勘が戻ってきたところだ!』


そう言うとオルガは一人でマラゾルの群れに向かって行った。

マラゾルの正面から群れに突っ込み先頭のマラゾルを妖精の籠手で吹き飛ばす、襲いかかってきたマラゾルを二匹同時に吹き飛ばす

オルガは自身の固有魔法 リボルトで体の本当の力を引き出し、サファイアで動きを加速、ルビーで威力を増加して近づいてくるマラゾルを吹き飛ばしていく。


余談だが、オルガは称号を持っている、称号は本部が認めた優秀な成績を残した者に贈られる、所謂二つ名である。

オルガの称号は流星、その名に相応しく群れを引き裂き、何者にも止められないその姿は流星であった。


『流星か、良く言ったものだな』


そう言うユズキもギルオス相手にユーマと善戦している。

普通ガーベラは大型の魔獣と少ない人数で戦う事は殆ど無い。

故に、二分割されている今の状況はガーベラ主体であるこの部隊にはあまり良い状況では無い。

それでも彼らが最後の砦なのだ、此処を破られたらアルビレオの町の中に魔獣が入り込んでくる、それだけは何としても防がねばならない。

だから彼らは死に物狂いで戦う、彼らの戦いにアルビレオの非戦闘員全ての命がかかっているのだ。


アルビレオが全壊しても地下シェルターにいる彼らが死ぬことは無い、だがその上にはもう守る者は居ない、そんな中隣の支部まで非戦闘員のみで移動するのは不可能である。


ユーマがアイアスソウルを使い、前衛で戦う、ユズキがサウンラスを使い後衛で確実にダメージを与える、そうやって慣れないながらも二人はギルオスにダメージを与えていく。


コリスとラクドも同じ様に慣れないながらも善戦していた。


そしてアルビレオに来たギルオス三体、マラゾル約五十体を第三部隊はアルビレオに入れさせなかった。


『よし、終わった…』

『まだだ、これからも魔獣の襲撃は続くぞ、今の内に体と魔力の回復をしておけ、休める時に休む事が一番重要な戦いだ』

『『『『了解です!!』』』』


その後アルビレオには三回程魔獣が来た、オルガ達第三部隊は満身創痍になりながらも遂に一人も犠牲者を出すことなくアルビレオを守りきった。


『よし…これで守りきったな』


その時、遠くに何かをコリスが見つけた。


『何あれ?』

『デカイ、あれが交戦禁忌種、ガイアか…』


そこに見えたのはゾアークの様な形をした、しかしゾアークとは比べものにならない程の大きさのガイアであった。


『アキト、リラ、頼んだぞ……』


オルガ・エレサール


グラジオラスの元教官、アキト達に体術を教えていた

流星の称号を持つ


固有魔法 リボルト 体のリミッターを外し、自身の力の百パーセントを引き出す


魔法 サファイア ルビー ブラックボックス


王の器 No.20 妖精の籠手 触れた全ての物を吹き飛ばす籠手


オルガは剣などを嫌うので(体術特化なので)近接戦闘に向いている王の器が籠手しか無かった、本当は20よりも高い王の器だった


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