#40 八本足の猛攻
『アキト!大丈夫?』
しばらくしてガーベラの皆が来た。
『はい、あらかた入って来た魔獣は片付けました』
『そう、じゃあここは私達に任せて、アキト達はボスを頼んだわね!』
『はい!了解です』
アキト達はリラ達の場所へ向かっていった。
アキトの着けている手袋 ソルナイツは互いの場所がわかる練器である。
それを頼りにリラのいる場所へ向かっていった。
それを見送ったレンカ達の所に魔獣が押し寄せてきた。
『いっぱい来ましたね、レンカ隊長』
『いっぱい引き連れて来た様ですね』
レンカは自信に満ち溢れた顔を浮かべた。
『ここから先は何も通しませんよ?』
ガーベラは拠点防衛のプロである。
彼ら以上に防衛に優れているものはいない。
〜akito〜
『いた!リラ!!』
既にリラとケイトの周りには魔獣の死体が積み重なっていた。
『そっちは大丈夫だった?アキト?』
『うん、ガーベラの人たちに任せて来た、けど救えない命もあった…』
『今はより多くの命を救う事だけを考えて!そんな気持ちじゃあ何も救えない!』
『そうだな………ボスはわかった?』
『うん、スパルラスの古代種、スパルソライアみたい』
『まさか、古代種は滅多にテイクオーバーを作らない筈…』
『でも事実、早く倒さないとアルビレオが壊滅しちゃうかもしれない』
『わかった、町の事は他の皆に任せて、俺たちは早くスパルソライアを倒そう』
アキト達はスパルソライアを探す為に動き始めた。
『取り敢えずまた二手に別れよう、いつもの通りでいいね?』
『『『『了解!』』』』
『くっ、数が多いな』
『古代種のテイクオーバーだからね、数も種類も多い』
『早く探さないと本当にまずいな』
と、アキトの前のアルビレオのシリウスが吹き飛んだ。
『おい!どうした!』
『アキト!前!!』
アキト達の前にはスパルラス亜種がいた。
『くそっ!急いでる時に!』
〜kei〜
ケイ達にもスパルラスが立ちふさがっていた。
『こっちは急いでるんでね、さっさとどいてもらうよ!』
ケイはマジックボードで剣を作り出した。
ケイトとアンセムも戦闘態勢を取っている。
ケイトはフォレウムで木を操りスパルラスに奇襲を仕掛けた。
『ギシャャャャャャ!!』
ケイトのフォレウムはスパルラスに直撃した。
それに続けてケイとアンセムが動き出した。
ケイはマジックボードで作った剣をスパルラスに向かって投げつけた、さらにもう一つ、もう一つと次々に投げていく。
それに合わせてスパルラスの傷も増えていく
アンセムは自身の固有魔法 ウインドリックを発動、周りの風を操りかまいたちを起こしスパルラスに傷を刻んでいく。
スパルラスはケイに狙いを定め、足を伸ばし吹き飛ばそうとする。
ケイはマジックボードで自分の前に壁を作りそれを防御。
さらにナイフを作りまた何本も投げた。
スパルラスに傷が刻まれていく。
そしてついに地に伏せた。
『いくぜ!トドメだ!』
ケイは巨大な鎌を作りスパルラスの体を串刺しにした。
『よっしゃ!勝ったぜ!!』
ケイが後ろに振り返った時スパルラスが足を伸ばしケイに一矢報いようとする。
『トドメを刺すならきっちりとね?』
ケイトのフォレウムがスパルラスの頭を貫きスパルラスは絶命した。
『あ、あざーす…勉強になりました…』
〜akito〜
『くらえ!』
アキトはブラストインパクトをスパルラス亜種の顎に食らわせた。
そしてそのまま上空へ吹き飛ばした。
『リラ!頼んだ!』
リラはファンタジアを発動し、炎を纏った岩を打ち出しスパルラス亜種に致命傷を与える。
『これで、終わりだ』
アキトは落ちてきたスパルラス亜種に向かってアトミックブレイザーを発動し、その体を焼き尽くした。
『やったね!アキト!』
『うん、そう言えば何か最近俺の事避けてる?』
『えっ、いや…』
『違うなら良いんだけどね』
『うん、この状況が終わったらね』
リラは心なしか嬉しそうに言った。
その時、
[アキト!!スパルソライアの場所が分かったよ!]
『流石ミラ姉!それで場所は?』
[アキト達から南西に1km位、ケイ君達にも言ったから現地で合流して]
『分かった、直ぐ向かうよ』
そう言ってアキトは通信を切った。
リラは他にも状況が有るので忙しいのだ。
『じゃあ俺たちも行こうか?』
『うん!』
アキト達はスパルソライアに向かって走った。
〜???〜
『さあ、スパルソライアよ、アキトの覚醒を促せ』
『お父様、リラ・カーネリア・プレシアはどうなさるのですか?』
『奴は神凪 アキトがいる限り覚醒は難しいだろう、アキトの覚醒が先だ』
『本当に、奴を仲間に引き入れるのですか?』
『ああ、奴はお前達と同じだからな』




