#28 ユートピア作戦開始
アキトの寝坊ぐせは治りません(確信)
『うわ、凄い人だな』
今日は大規模魔獣討伐作戦、ユートピア作戦開始の日である
アキト達は各支部から派遣されたシリウスを纏める立場にある
『じゃあ始めようか?アキト』
『よし、やるか』
そう言ってアキトは話を始めた
『はい!皆さん注目!俺がこの作戦の指揮官の神凪です!どうぞ宜しく』
アキトがそう言った瞬間会場の雰囲気が変わった
それもそうだろう、どう見ても子供にしか見えない奴がいきなり出てきて俺に従えと言うのだから
『はいはい、子供は黙ってような?』
ガタイの良い男がアキトにイラついた様子で話しかけた
『ねえ、リラ、黙らせていい?』
『任務に支障で出ない範囲でね?』
余裕な俺の態度が気に入らなかったらしい
ガタイの良い男が起こり始めた
『おいおい、餓鬼が!黙って家に帰ろよ!!』
『まあ、威嚇だけにしとくよ』
その言葉が最後の引き金だ
そいつはアキトに向かって突っ込んできた
アキトはそいつを軽くいなし背負い投げの要領で投げた
『よっと』
ドシーンという大きな音が鳴り響いた
そして、ブラックボックスでブリューナクを取り出し、詠唱を始めた
『古の王に仕えし気高き剣の魂よ、我が意思に応え大いなる力を我が身に宿せ、いでよブリューナク!!』
会場の空気は凍りついた
『静粛に!!これが俺の力だ!!わかったら黙って俺に従え!!』
そのあと何も喋る者はいなかった
『いやー決まってましたよ、アキト!』
その後グラジオラスのメンバーだけで会議を開いていた
『まあこれで、俺らに逆らう奴らはいなくなるだろ』
『サンキューな、アキトこれでやりやすくなった』
『本当、ありがとうね』
『じゃ、班ごとに分かれてもう一回会議だ。じゃ一時解散!』
『『『『了解!!』』』』
『じゃあリラ、行こうか?』
『うん!』
本部の第一会議室が、アキト達の班の会議室だった
『えーと、私が本作戦の第一班の副班長のプレシアです本会議の進行を務めさせて頂きます、こちらが、本作戦の第一班の班長の神凪です。どうぞ宜しくお願いします』
拍手が起こった
『どうも、第一班班長の神凪です、この班の仕事は主に前衛にでて魔獣を直接叩く事です、私とプレシアは全体の指揮を取りつつ、戦います。』
『この班は危険と隣り合わせの仕事です、ですが我々が失敗することはシリウスの、ひいては、人類の敗北です、この班には精鋭が集まっていますどうか皆様の力をお貸しください。我々が人類最後の砦です!人類が安心して生活できる環境を我々が作るのです!!』
『ウォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーー!!!』
『さっすが、アキト、皆を鼓舞するのが上手いねー』
『まあ色々心得てるんだよ、グラジオラスの隊長ともなれば本部のお偉いさんとも話す事もあるしね』
『まあ、ここは平気でしょう。作戦の内容を話したらグラジオラスで集まろうか?』
『うん、そうしよう』
『皆、どうだった?』
アキト達はアキトの部屋に集まって会議の報告をしあった
『私のとこは皆良い人ばっかだったよ、話も皆良く理解してくれた』
『俺んとこは、あのアキトにつっかかってきた奴がいたよ、なんかしょぼくれててダサかった』
『私の所は、中々見どころのある私達とあまり変わらない歳の少年がいました。確かジントと言っていました、彼は強くなります』
『じゃあ皆平気って事だね?皆に休憩を言ってから俺たちも明日に備えようか?』
『そうだね、じゃあ私とユイさんでアナウンスしてくる』
その日の夜はいやに不気味な輝きを放つ星が輝いていた
『明日は新月か………』
なんだか嫌な予感がするな
次の日リラに起こされたアキトはアナウンスでもう一度皆を鼓舞してから朝食を始めた
『作戦開始って、いつだっけ?』
『17:00だよ、アキト、隊長なんだからもうちょっとしっかりしてよね』
『はーい』
特に魔獣の様子も変わった所は無く作戦開始の時刻となった
さあ、ユートピア作戦の開始だ!!
『さあ行こう、狂乱と絶望のその先へ!!!』




