#22 護るべきもの(下)
ケイの妹のマミがアルビレオに来た
マミの居場所を護ると誓ったケイ達であったが、予想以上に魔獣の統率がとれていて魔獣達が陽動を仕掛けていた
〜akito〜
『くそっ!まだでて来るのかよ』
『きりがないよー!!』
アキト達は魔獣の群れと格闘していた
だが、倒しても倒しても魔獣が減っている様子がない
そこでリラが異変に気づいた
『ねえ、アキト、なんかこいつら変じゃない?』
『何が?』
『何か種類がバラバラだし、私達を足止めしてるみたい』
(確かにな)
普通魔獣は大規模な群れを組まない、群れを組むとしても同じ種類の個体が組むだけである。しかし、例外もある
『まさか、テイクオーバーか?』
『うん、その可能性は高いと思う』
テイクオーバーとは、ある知能の高い個体がまず同じ種類の個体で群れを組み、その群れで違う個体を襲い群れに引きずり混んで出来る大きな群れの事である
魔獣は基本的には、自分より強い魔獣には従う(メリットが多いから)そして、テイクオーバーの群れで一つの集落を全滅させる事もある。
『となると、リーダーを叩かないとまずいぞ』
その時ミラから通信が入った
[アキト!そっちは大丈夫?]
『大丈夫だけど、ミラ姉大変だ!』
[こっちもよ、この魔獣達はテイクオーバーの可能性があるってケイ君達が]
『やっぱり、こっちもそうだと思ってたよ』
[アキト達はテイクオーバーを指揮してるリーダーをお願い、他の魔獣達は手が空いてる他のシリウスの人に頼んであるから]
『わかった、だけどこっちは魔獣に動きを制限されてて、自由に動けないんだ』
[ケイ君達もそうなんだって。だからなんとしても早く合流して]
『わかった』
[じゃあそっちはお願いね]
そう言って通信は切れた
『じゃあリラ、行くよ!』
『オッケー、王の器だね?』
『『じゃあさっさと消えろ!』』
〜kei〜
『ミラさんに状況も伝えたし、アキト達も、もうすぐ合流できるって』
『じゃあ私達もさっさと片付けるわよ!』
ケイ達はガフセンを駆逐していた
『あっ、神凪さんですよ!』
そこへ王の器を持ったアキトとリラが合流した
『大丈夫だった?』
『うん、こっちも数が多くてさ、ちょっと手こずったけど』
『じゃあ俺らはテイクオーバーを率いてるリーダーを探さなきゃな』
その時
『グゴォォォォー!』
『どうやら、探す手間が省けたようね』
アキト達の前にはサソリの様な外見の魔獣が居た
〜mira〜
『はい!では次は西へ向かって下さい!こちらアルビレオ、第二部隊ですね、そちらは北へ向かって下さい!』
ミラ達オペレーターが奮闘していた
『ミラさん、大丈夫でしょうか?』
まだ新人のオペレーターがミラに、聞いてきた
『大丈夫、アキト達が必ず魔獣達をやっつけてくれるよ!』
そう言いながらもミラは内心不安だった
(おかしい、誰かが居ない?)
今居住区には避難命令がでている、なのでエントランスには殆ど人が居ない
『そうだ!マミちゃんが居ない!』
『もしもし、アキト?大変!マミちゃんが居ない!!』
〜akito〜
[もしもし、アキト?大変!マミちゃんが居ない!!]
『なっ、避難命令が出てるんじゃ無いの?』
[さっき、他の人に聞いたらお兄ちゃんにお花摘みに行くって言ってたって。そっちは?]
『こっちはテイクオーバーのボスを見つけた、今から交戦する』
[わかった、マミちゃんのことは任せて]
『了解!』
『アキト!来るよ!!』
『よっしゃ行くぞ皆!絶対逃がすな!』




