#19 新たな仲間
ジントさん達が行方不明になってから一ヶ月が経った。
未だなんの証拠も見つかっていない。
本部から正式に捜索の停止命令が出ているので捜索はもう出来ない。
アルビレオ支部にも少しづつ活気が戻ってきたがまだ重い空気が漂っている。
そんな中アマリリスに収集がかかった。
〜支部長室〜
『人員の補充ですか?』
支部長室に着いたアマリリスの三人は支部長から人員の増員を言い渡されたのだ。
『ああ、アルビレオ支部の顔である第一部隊のアマリリスのメンバーが揃って居ないのでは、アルビレオ支部の活気も戻らないのでね』
『ジントさんとミサトさんはどうするんですか?』
『彼らには、私の直属の部下になって貰うよ。私としても彼らが死んだとは、思っていないものでね』
(なんだろう、支部長の言葉に違和感は、感じない……だけど)
『ありがとうございます!支部長』
『良いのだよケイ君、それで、君たちに新しい仲間を紹介しよう、でてきたまえ』
支部長が声をかけると支部長室のドアがあいた。
『ケイトさん⁉︎』
『久しぶりね、リラ』
そこには第二部隊 アネモネの副隊長であるはずのケイトが立っていた。
『ケイトさんが新しいアマリリスのメンバーなんですか?』
『ええ、そうよアキト君宜しくね?』
『こちらこそよろしくお願いします』
『でも、なんでアマリリスに?』
アキトはそれが疑問だった。
『ミサトのためよ』
(ミサトさんのため?)
『それで、もう一人いるんだが』
『そうなんですか?』
『ああ、アンタレス支部からの転属だ』
入ってきたまえ、そう言うと青年が入ってきた。
『ど、どうも、し、シリウスアンタレス支部、かっ、から来たあ、アンセム・エレサールです、みっ、未熟者ですが、よっ、よろしくお願いいたしみゃす!!』
(噛んだな)
(緊張してるね)
アキトとリラにそう思われていることも知らずアンセムと名乗った青年は深々と頭を下げた。
『という訳で、これが新しいメンバーだ、でだ、新しいメンバーを迎えるにあたって決めておかねばならない事がある』
『きめとかなきゃいけない事ですか?』
『ああ、隊長と副隊長だ、これはチームの存続に関わる、皆で決めてくれ』
アキト達は隊長と副隊長を、決める為に会議室へとやって来た。
『えーとじゃあ自己紹介から行こうか』
仕切っているのは何故かケイである。
『俺は椿 ケイだよろしくな』
『私はリラ、リラ・カーネリア・プレシアです。よろしくね?』
『俺はアキト、神凪アキトだよろしくな』
そこでアンセムの目が変わる。
『あなたが!あなたが神凪さんですか⁉︎』
『へ?俺の事知ってるんですか?』
つい敬語になってしまった。
『はい!あの一ヶ月足らずで瞬く間に力をつけてアマリリスに就任したという事で有名ですよ』
(本当は逆だけどね)
『そうなんだ』
『うーん、で隊長誰にする?』
『リラやったら?』
『アキトがいいよ』
『アキトが良いんじゃない?』
『そうね、アキト君がいいわ』
『神凪さんで!!』
皆からの熱い視線を受けて断れなくなってしまった。
『じゃ、じゃあ俺でいい?』
『もちろん!じゃあ副隊長は私ね?』
『それがいいわねアキト君が隊長の時の事をリラは知ってるんでしょ?』
という訳でアキトはめでたくアマリリスの隊長にリラは副隊長になった。
『それじゃあ新生アマリリスの初陣と行きますか!』
祝!アキト、隊長に返り咲き!




