#17 交錯する思い
ジントとミサトが居なくなったのは事故なのかそれとも…
[ジントさん達が行方不明になったそうです……]
『そんな、嘘だよね、ミラ姉』
[ううん、本当の事らしいの]
『ミサトさんもですか?』
[ええ、その事で緊急の帰投命令がでています、アキト達もアルビレオ支部に戻ってきて]
『わかった。直ぐ戻るよ』
『そんな、ジントさん達が、、、行方不明なんて…』
『まだ、そう決まった訳じゃ無い、とりあえず早く帰ろう』
『そうね、アルビレオ支部が一番情報が早いよ』
アルビレオ支部の中は重い空気感が漂っていた
それも無理は無いだろうジントやミサトはアルビレオ支部の顔であり、ムードメーカーでもあり、とにかく皆から頼られる存在だったのだ
『アマリリスの皆さんには緊急の召集命令がでています、至急支部長室まで来て下さい。繰り返します、アマリリスの皆さんには…………』
支部長室には各部隊の隊長と支部長がいた
『やあ、よく来たね、とりあえず君たちが無事で何よりだ』
『ジントさんは?ジントさんやミサトさんはどうなったんですか!!』
『まあまあ、落ち着きたまえ、その時の状況はこの人から聞こうじゃ無いか』
そう言って出てきたのはオペレーターの若い女の人だった
『じゃあ、ジント達が行方不明になった時の状況を教えてくれるかい?』
『はい、、、、、ジントさんとミサトさんはいつもの通りにミッションをこなしていました。
そして、ミッションが終わった時位に急に無線の調子が悪くなって、そしたら、、、急に魔獣の反応があちこちからでて来て、、、ジントさんとミサトさんの反応が消えて無線も何にも聞こえなくなったんです。そのあと魔獣の反応も消えて、、、私どうしたら良いのかわからなくなって‼︎』
オペレーターの女の子は泣き出してしまった
『ふむ、ありがとう。もう下がっていいよ』
ミラ姉が付き添いながら女の子は支部長室を出て行った
『君たちは特にジント達に変な所は見られなかったんだね?』
『はい………あっ、そう言えば今朝のミッションの前なんか悲しそうな顔をしてました』
『ふむ、悲しそうな顔ねえ』
『それで、それでジントさん達の捜索隊はもうでてるんですか⁉︎』
『ああ、慌てるな俺たちが今捜索してるよ、絶対見つけてやるから心配すんな、迷子のでっけえ赤ん坊をよ』
ガタイのいいいかにも隊長みたいな人が答えた
(俺の記憶が正しければたしか、この人第四部隊の隊長さんだよな)
『俺たちにも、俺たちにも、行かせて下さい!!』
今にも飛びつかんばかりの、勢いでケイが支部長に聞いた
『駄目だ、君たちは魔獣討伐の要、三人しかいないこの状況でさらに人数を、割くわけにはいかん』
『しかし、俺たちはジントさんの部下です!俺らが出なくてどうするんですか!』
『答えは変わらん』
『そんな、お前らも何とか言えよ!ジントさん達が心配じゃ無いのか!?』
ケイがアキトの肩を掴む、しかしそのあとアキトの睨むような視線を受けて
『ごめん、心配じゃ無いわけないよな、、、ちょっと頭冷やしてくるわ』
そう言って出ていってしまった
『まあ、そう言う事だ、ジント達の捜索は第四部隊に一任する』
『頼みました、ジントさんやミサトさんを宜しくお願いします』
『ああ、任せとけ、心配すんな、こんな時こそ先輩に頼れ!な?』
〜アキトの部屋〜
『ねえ、アキト』
『何?リラ』
『何かいきなりジントさんとミサトが行方不明なんておかしく無い?』
『だよな、魔獣に追い詰められた、とかならまだしもいきなり反応が消えたんだろ?』
『何かおかしいよね?』
〜支部長室〜
『ふむ、ジントとミサトは上手くいったな、後は隠蔽工作をしっかりしないとな。特にアキトとリラには知られる訳にはいかん。』
『とりあえずは事故として頃合いを、見てだな…』
ちょっとストーリーが進んで来ました
頭の中とは思い通りにはいかないものです…




