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化物:「マメモォオオ…!」
その怪力が、鎖を繋ぎ止めていた小型フィークリフトの金具を、…引き千切った!
白衣C:「どうやら、人間の時の記憶を取り戻して、パニックに陥っている様です。」
老人:「「喜多見」を連れて来い。前にやったミタイに「催眠術」で操るんだ。」
耕助:「お前ら、皆、狂ってる!」
老人:「誰でも最初は、そういう汚名をカブルモノダ。」
次の瞬間! 人牛の化物が涎を垂らしながら両手を振り上げ、老人に向かって襲い掛かる、
が、歩み出たフードの男が、いとも簡単に化物をすっ転ばせて、片手で押さえつけて身動きを封じた。
老人:「おお、これはこれは、…」