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ゆっくりと、警戒しながら、病院の様な廊下を進んで行く、…一つだけ開け放たれた侭のドア、
明里:「あの部屋に、武琉が、…捕まってんねん、酷い怪我して、…武琉、助かるかな?」
耕助:「落ち着いて、…あいつがそう簡単にくたばったりしないのは、明里ちゃんも知ってるだろ。」
警官が銃を構えながら、そっと中を覗いて、…それから、…立ち尽くす。
警官:「What does this mean?(これは、一体?)」
続いて耕助が、警戒しながらドアの前に立つ、、その部屋の中には、…
突入した筈の15名の警官が、呆然と、直立不動の姿勢で、…凍り付いていた。
明里:「あの、女…、」
天井から、見覚えのある白装束の女が、ぶら下がっている。…ニヤリと、口が耳元まで裂けて、、