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メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード012 「変態」 <明里ターン>
71/316

-0071-

老人:「やっと、泣き止んだか。」

明里:「お医者さんを呼んで下さい、…武琉を、助けて!」


ホームを通過する急行列車の前に飛び出すのと同じ位に、私達は馬鹿だったのだろうか?

この連中は、子供を誘拐したり、銃で人に言う事を聞かせたりする様な連中なのだ。

耕助からも、関わるなと言われていたのに、


老人:「見るが良い、思った通りコイツはただではクタバラン、」


今や、大きなガラスの水槽に入れられた武琉の身体には、…

破れた腹から滲み出した粘液で覆われて、それが瘡蓋カサブタの様に固まり始めていた。

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