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メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード011 「アニマ」
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-0067-

幼い頃、「自分は可哀想だ」と泣いていた武琉を助けてくれる者など誰も居なかった。

全てのモノを見返してやる為に、武琉はいたずらに強さを求め続けた。

我武者羅に、ただ其れだけに没頭して、全ての厄介事を有耶無耶にする為に、


それが武琉の「生きる理由」だったとも言える。

何故、人は苦しい想いをして迄、生き延びようとするのか?

諦めてしまえばきっと楽になれる筈なのに、何故、人は諦める事を恐れるのか?


高尚さとか、正義とか、大義名分とか、そう言ったウツクシイモノとは何の関わりも無く

人は、自分が誰にも気に止められる事なく、無くなってしまう事を畏れるのだ。

だから一人きりで全てを終わらせてしまう時ですら、共感を呼ぶ物語ストーリーを求めるのだ。

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