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メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード007 「人狼」
45/316

-0045-

狭いシングルベッドの上で、俯いたままの明里の隣に横たわって、そっと、細い指を握り締める。

明里:「ウチの、所為やな、…ウチが、あの紙を武琉に見せたから、…」


堪えきれずに、くぐもった明里の泣き声が、堪らなくセツナクテ、

胸にうずくまって押し付けて来る、明里の髪の匂いが、何だかイトオシクテ、


武琉:「なあ、明里、…お前、あの子の事が、心配だったんだろ。」

明里は、黙ったまま、コクリと頷いて、…


武琉:「それで良い。…お前は、そんな風に人の事を心配できる気持ちを大切にしててくれ。」

武琉:「後の喧嘩の事は、…全部、俺に任せろ。」

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