表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード007 「人狼」
42/316

-0042-

その生き物には、頭と、背中に、硬そうな長い毛が生えていた。

顔は裸出歯鼠はだかでばねずみに似ていない事も無いが、前歯の代わりに鋭い犬歯が唇からはみ出している、


見開いたままの目玉は赤く充血して、タールの様に黒い瞳は溶ける様に淀んでいる。

盛り上がったこぶの様な背中と先細った長い手足、異様に発達した掌と足からは、鋭い爪が剥き出しになっていた。


大きさの比較の為に横に置かれた猟銃から目算して、身長は180cm位だろうか。

痩せ細ってアバラの浮き出た胸とメタボの様に膨らんだ腹には、幾つもの銃弾の跡が覗いている。


そして、特徴的なフサフサの尻尾が、両脚の間で力無く、包まっている。

武琉:『これは、何なんだ?』 何時の間にか武琉は、同じ事を繰り返していた。

老人:『ただの動物で無い事は明らかだ。死の間際、こいつは私に「子供を頼む」と喋ったのだから、』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ