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ビジネスホテルサイズの部屋にシングルベッド一つ、小さなシャワートイレ一つ、
窓が一つ、小さなサイドテーブルが一つ、全体的に骨董品の様に古い内装。
明里:「なんや可愛らしい部屋やな…お洒落な感じで、」 at 赤ら顔、
武琉:「取り敢えず、飯でも食いに行くか。」 at 赤ら顔 also、
荷解きもソコソコに、曇り空の街へと繰り出す。
二人きりの旅行だと言う事実が、妙な緊張感を、…増幅させる。
ホテルから程近いパブにテーブルを取って、明里がエール・ビールを注文する。
武琉:「俺、まだ未成年だぞ、」/明里:「…ウチかて、」
明里:「お酒の力に頼りたなる時が有るんよ、…その、初めてやし、」 at 頬っぺた真っ赤