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メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード052「リトル・レッドキャップ」<エピローグ>
311/316

-0311-

祖師谷:「お前、…一体、何をした?」


経堂は、歯噛みしながら、武琉に向かってこうべを垂れる。 どうやら、精神こころはどんなに拒絶しようとも、身体が絶対服従を余儀なくされているらしい。


祖師谷:「…まあ、良かろう。コレはコレで一興だ。アンデッド万脳細胞にも、まだまだ改善の余地が有ると言う事か。」


ドームの各所に配置されたスピーカから、音速到達時間差でズレてハモったアナウンスが、ステージ上にコダマする。


祖師谷:「しかし、まさかコレで終わりだと思ってもらっては、…心外だな。」


軽い地響きと共に、何か、重い物が、…地下から上がってくる?


武琉:「ステージから、離れてろ!」


正木と耕助が、明里と仁美を連れて、ステージを降りる。また、あの蟹ロボットミタイなのが現れた日には、もはや防ぎ様がない!



そして、悩む間も無く超高速でステージの中央が開いて! 床から直径3m×高さ5m余りの円筒リフト(=エレベータ)が、地上に迫り出した!


祖師谷:「では、いよいよ「真打」登場と行こうか。」


武琉は、全身の骨の稼動状況を確認する。


武琉:「観事、もう一暴れ、出来るか?」/観事:(問題なーい!)


いよいよ、リフトの扉が開く、…

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