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メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード050「タケル」
299/316

-0299-

仰向けにひっくり返った武琉の下へ、明里と仁美が駆け寄って来る!


武琉:「未だだ!」/気を放った武琉の叫びに、二人はビクリと足を止めた。


武琉は両腕の無い状態で、額を使って、正座の姿勢から、…フラつきながらも、ギリギリ立ち上がってみせた。


「経堂」も、息を荒くして苦しんではいるが、完全に活動不能に陥った訳ではない。 珍しく、殺気の篭った視線で、武琉の事を睨みつける。


元々、武琉の作戦は、両者疲れ果てて「戦闘形態」を保てなくなった処で、武琉だけ「根性」で立ち直って「経堂」に止めを刺す。…と言う陳腐なモノだったのだが、…結果は、絶対的な質量差と、「経堂菌?」の感染による「観事」能力の喪失、その上に「第四形態」とか言う強化武装形態の「経堂」の前に、はっきり言って武琉は為す術も無くあしらわれて、今や立っているのがやっとの状態、…


ギリギリ一か八かの「武琉菌」感染作戦で、アナフィラキシー・ショックよろしく過剰免疫反応状態を引き起こし、「経堂」の戦闘能力を一時的に封じる事には成功したものの、それも何時までもつかは、分からない。


はっきり言って、今の内に止めを刺すのが常套なのだが、両腕を喪失したこの状態で、…どうやって?

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