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メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード046「武琉vs観事?」
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-0276-

「経堂」の鋭い爪が、ナイフの様に「武琉」を牽制する!


目まぐるしく転換する手刀の攻撃に、頬を、腕を、紙一重で避け切れなかった「武琉」の皮膚が、切り裂かれる!


その「経堂」の一撃に合わせて、「武琉」が前腕部を垂直方向から打ち下ろして、骨を、…粉砕する!


打撃:「「ゴキッ!…」」


肘を下にした状態で手首を立てると、二本の骨が交差した前腕部の耐打撃強度が向上する、その状態で弾みをつけてタイミングよく相手の腕を打てば、比較的簡単に、骨が折れる。


しかし「経堂」は、折れた腕の事など全く意にも介さないかの様に、反対側の腕で攻撃を続けて来た。


不意を付かれた「武琉」の左足首が、とうとう「経堂」に掴まった!


「武琉」は、「経堂」に引き込まれる侭に、反対側の足で跳躍して! 踵落しの要領で、振り下ろしたビブラム貼りの靴底を使って「経堂」の親指を、…削り折る!


打撃:「「ガリッ!…」」


寸での処で、掴まった左足を引き戻して、…着地と同時にバックステップ! 一旦間合いを回復する。

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