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武琉は、言われた通りに万里の後ろに跨って、…
万里は、イグニッションのスイッチを押して、エンジンが始動!…
それからあっと言う間に、可愛らしい4ストV型2気筒SOHCの振動と排気音は、…轟音を伴ったロケット噴射に切り替わる?!
武琉:「嘘だろ!…?」/万里:「掴まってろよ!」
大型スクーターは、絶妙なバランスを保った侭、緩やかに上昇し、…地上2mを緩々と滑走し始める。 まるでVTOLの様??
万里:「あんま変なトコ触んなよ。擽ったい、」/武琉:「えっ…?」
意外にも柔らかな女の背中に密着して、引き締まった腹に腕を回し、微かな汗の匂いに包まれる内に、…
観事:(良い気持ちだね~)/武琉:(観事!手前、今迄何処行ってた?) (作者注、( )は心の声)
観事:(やだな、僕は何時も武琉と一緒に居るってば~、…それにしても、このお姉さんおっぱい小さいネ。)
万里:「何だと?…コルァ!」
武琉&観事:(えっ?…脳内会議聞こえてる?)