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メタモルフォーゼ(妖改)  作者: ランプライト
エピソード037 「武琉の欠片」 <明里ターン>
223/316

-0223-

大佐は、屍骸を蹴り飛ばして引き剥がす。


千切れたゾンビの肘が、大佐の足首を掴んだ侭残って、尚も握り締める握力を強めてくる。


見ると、他の屍骸たちも、ノロノロと立ち上がり、兵士達の銃弾の雨を浴びている。


大佐:「丹羽! N2兵器を試してみろ!」


大女:「了解! でも、どっち? 蜘蛛? ゾンビ?」


黒騎士は、飛び掛ってくる蜘蛛をリバース・スープレックスの要領で、川にウッチャッテ!


素早く体勢を整えて、背中のボンベから金属ホースで繋がるノズルを構える、…


大佐:「蜘蛛に決まってるだろ、こんなゾンビもどきは、唯の幻覚だ。 気にするな!」


再び水中から飛び出して甲板によじ登ってきた巨大な蜘蛛に向けて、…構えたノズルから、ぶっとい注射針を、発射した!

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