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看護士:「この服に着替えて下さい。」
兵士:「大佐がお呼びだ、いくつか尋問するが、正直に答えた方が身の為だぞ。」
私は、カーテンを閉めて、渡された下着(何だか高級そうな紫のフリル付き)とキャミソール(ちょっと胸がきつい)と上品なワンピース(ちょっと胸がきつい)に着替える。 結局ブラは、…サイズが合わなくて、諦める。 パンプスも、本皮の、きっと何処かのブランドだよね…
明里:「あの、すいません、…ちょっとサイズが小さいんやけど、」
兵士:「それで構わん、ささっと付いて来い。」
私は、怖そうなオジサンに連れられて、心配そうに見守るお巡りさんを残して病室を出る。
明里:「此処は、…何処なんですか?」
兵士:「余計な話をするな、お前は聞かれた事にだけ答えれば良い。 逆らえば酷い仕打ちが待っているぞ。」
私は仕方なく口を噤んで、どんどん歩いていくオジサンを早足で追いかける。