192/316
-0192-
大男は、喉を締め付けてくる「武琉」の左腕を取って! …ブリッヂの体勢で、後ろに放り投げた!
「武琉」は柔軟に体を翻して着地! 今度は右腕で大男の首の後ろを押し上げつつ、左掌で大男の額を抑えて、首を、後方に反り返らせる!
大男は、殆ど頭が踵に付きそうな位身体を反り返らせられながらも、…超人的なブリッジの耐力で、踏みとどまる!
武琉:「コイツ! 凄え鍛え方だな!」
大男は、空かさず! 懐に装備したクナイを抜き取って!「武琉」の足を、斬りつける!
「武琉」は片足で、クナイを持った大男の腕を抑えて防ぎ!
大男は、片足立ちになって一瞬体勢の揺らいだ「武琉」の身体を、力任せに、…振り解いた!
しかし「武琉」は、クナイを持った大男の腕に粘り付いた侭、…手首を決めて、大男の上半身の自由を、…奪う!
大男は、右手首と肘の靭帯が捻じ切られるのを。されるが侭に捨てて!、左手に取ったもう一本のクナイで、「武琉」の首元を狙う!