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ベッドの上でゆっくりと背伸びした「観事」は、物の怪の妖しい視線で、明里を魅了する。
観事:「クルルル…、」
異変に気付いた?黒服が二人、スイートルームに飛び込んでくる!…黒服:「これは?」
武琉:(何でこいつら!監視してやがったな!)/観事:(大丈夫!明里は渡さないよ!)
観事は、状況に付いて来れない明里の腰に長い腕を回して、…抱き寄せた。
それから、窓際に跳躍し! 反対側の手の爪で、…:「キィイイイイイイイー…!」っと
超高層ビルの窓ガラスを、切断?…する??
黒服:「何を!する…、」/観事:「ルロロロォ…!」
次の瞬間、観事は明里を抱えた侭、窓ガラスを破って、夜の空へ、…ダイブした!