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武琉は、身体を起こして、ベッドの脇に膝を付いた明里の、その唇に、…
明里は、静かに目を閉じて、…
観事:(明里!いい匂い出しまくりだね!ねえ、ちゅーするの?ドキドキするね!)
武琉、寸での処で、踏みとどまって、…
明里:「あっ…れ?」
武琉:「悪い、…、また、今度な…」
明里:「はああああああああああー!???」
明里/観事:「(なんでなん! そんなん普通ある?? いや有り得へんやろ???)」
明里、真っ赤になって、…いやこれは怒ってる。凄く怒ってる!
観事:(どうして止めちゃったのぉ?)/武琉:(お前が見てっからだよ、って今迄何処行ってた?)




